【富士通フォーラム2008 Vol.3】富士通の「フィールド・イノベーション」とは? | RBB TODAY

【富士通フォーラム2008 Vol.3】富士通の「フィールド・イノベーション」とは?

 富士通のプライベートイベント「富士通フォーラム 2008」では、同社の代表取締役社長の黒川博昭氏が基調講演「フィールド・イノベーションを加速する」を行った。

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 富士通のプライベートイベント「富士通フォーラム 2008」では、同社の代表取締役社長の黒川博昭氏が基調講演「フィールド・イノベーションを加速する」を行った。
  •  富士通のプライベートイベント「富士通フォーラム 2008」では、同社の代表取締役社長の黒川博昭氏が基調講演「フィールド・イノベーションを加速する」を行った。
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 富士通のプライベートイベント「富士通フォーラム 2008」では、同社の代表取締役社長の黒川博昭氏が基調講演「フィールド・イノベーションを加速する」を行った。

 同氏は、「利用部門、IT部門、ベンダーが一体になってシステムを基本から考えていくことは、40年前には謙虚に立ち向かっていた。しかし、ITの効率化や高度化が進み、現場という考え方が軽視されてきた」と反省する。そこで出てきたのが「フィールド・イノベーション」という考え方だ。フィールド・イノベーションとは、「現場の革新」を意味する。「ITだけ高度化してもビジネスはよくならない。人の知恵を貸すことをもう一度考えなくてはならない。もっと業務や経営レベルにサービスを拡大する必要がある」というわけだ。

 ここで重要なのは、「お客様と一緒になってお客様のプロセスを改革する」ということだ。「同じ部屋にこもって熱い議論を行う。現場と一緒になってやれ、コンサルみたいに自分たちは偉いんだという心は捨てろ」とする。

 ある地方銀行に導入したソリューションでは、まず、オフィスや店舗のレイアウト、事務量、人間の振る舞いなどを調査した。そこでは、業務中の離席や業務で使用する紙が多いこと、事務処理、縦割り、担当スキルなどの問題を発見し、その結果「ITだけでは、現場の課題は解決しない」との結論を出した。そこで、事務作業の改善を実施し同時にシステム化を進めた。

 また、日本だけではなくアメリカでも導入事例がある。ある銀行では、顧客が口座を開設する場合に、申請内容ごとに5から6の部署に書類を回送し、口座管理システムに入力をしていた。ここでは、記入や配送ミスが発生しており、日本では考えられないが60%もの作業ミスと、申請から開設まで17時間がかかっていた。この状態を同氏は「人がプロセスとITをつないでいる状態」だとする。人間がプロセスとITをつなぐ状態だと、ミスが起きやすくなるのだ。

 これらの問題が見つかったため、書類の回送をIT化した。これにより、申請から、審査、口座管理システムがIT化できた。これは、「人とプロセスをITがつなぐ状態」になったと示す。ITがプロセスと人間をつなぐ状態だと、ミスが起きにくくなる。その結果、口座開設のミスが1%に、口座開設のスピードが6時間に激減した。

 富士通では、このフィールド・イノベーションの効果や問題点を洗い出すため社内で実践をしている。「業務に関してはリアリティがないとだめだ。社内実践をしてみて、失敗したりうまくいったりしたそういう経験がなければいけない。悩みを解決しながら、その結果や知恵をお客様に提供する」というわけだ。

 「あるグループ会社では、システム同士がばらばらでよく見えない。500の連携があるがどこから手を付けるか分からない」という状態だった。まずは「見えるようにすることが重要」とする。

 現状のシステム連携が見えてきたら、段階的な移行作業に入る。2007年第3四半期には、新しい販売と会計システムの運用を開始し、古いシステムと平行運用を行った。2007年第4四半期には旧会計システムを撤去し、これまでは販売システムを経由して接続していたWeb販売、調達、在庫システムをサービスバスに直接接続。最終的には、旧販売システムを撤廃し完了したというスケジュールだ。

 しかし、「会計、製造、販売、在庫がつながっているが連携はやっかい」と話す。そこで、「XML大福帳」ですべてのデータを一括管理するという考えが出てきた。大福帳とは、江戸時代に使われていた商売に関わる会計や販売や製造、在庫などすべての情報を書き込む台帳のこと。富士通では、XMLで大福帳と同じようなことを実現させる。業務で発生した、会計や販売、人事、在庫管理などのデータをまとめてXML大福帳に記録する。これにより、データと処理が分離でき、連携をしやすくするというわけだ。
《安達崇徳》

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