IDC Japanは17日、国内インクジェットプリンタおよびMFP市場に関する2007年第4四半期(10〜12月期)の実績を発表。それによると、A4判以上のインクジェット製品が低迷するなか、A5判以下の昇華型プリンタの出荷台数が32万台で前年比18%増の成長を遂げた。 インクジェット製品の総出荷台数は、前年同期比2%減の251万台。うち、MFPの出荷台数は同期比6%増の179万3,000台に達した。他方、単機能製品は、同17%減の71万3,000台だった。そんな中、A5判以下の小型プリンタが同18%増となり、操作が手軽なことからPCが苦手な年輩層や主婦層のデジタルカメラユーザーを中心に受け入れられている。 今回、インクジェット製品の総出荷台数に占めるMFPの比率は72%と初めて7割を超えた。今後、MFPの出荷台数比の拡大傾向は変わらず、そのペースは次第に緩やかになり、2010年に75%に達すると同調査会社は予測している。