【春モデルPC突撃レポート Vol.2】最小構成価格が5万9850円から!サイズで選べる日本HPの春モデル | RBB TODAY
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【春モデルPC突撃レポート Vol.2】最小構成価格が5万9850円から!サイズで選べる日本HPの春モデル

IT・デジタル ノートPC
説明をうけるレポーターの原理恵子さん
  • 説明をうけるレポーターの原理恵子さん
  • 「HP Pavilion Desktop PC s3000シリーズ」(モニタは付属せず)
  • ピアノブラックのフェイスにブルーのLEDが映える
  • ポータブルHDD「HPポケット・メディア・ドライブ」(別売)のスロットを用意。160GBタイプと250GBタイプが用意されており、大容量の画像、動画などを持ち歩きできる
  • 本体内部
  • 「HP Pavilion Desktop PC v7000シリーズ」(モニタは付属せず)
  • v7000シリーズ
  • 豊富なメディアスロットはじめ、USB、IEEEポート、ヘッドフォンなど端子はフロントに用意されているのでアクセスが容易。使わない時はパネルを閉じておけばいい
 日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)から発表された春モデルのデスクトップPCは、コンパクトな「HP Pavilion Desktop PC sシリーズ」と、一般的なスリムタワー型の「HP Pavilion Desktop PC vシリーズ」の2つに分けられる。いずれも奇をてらったものではなく、基本性能に重点を置いてユーザビリティをブラッシュアップをしているという印象だ。

 インテル製のCPUならそれぞれ「s3340jp/CT」「v7380jp/CT」、AMD製なら「s3320jp/CT」「v7360jp/CT」というモデル名となる。ディスプレーなしの最小構成価格は、s3340jp/CTが5万9850円、v7380jp/CTが7万9800円、s3320jp/CTが4万9800円、v7360jp/CTが6万9930円。AMD製CPU採用モデルのほうが最小構成価格帯が1万円ほど安く設定されている。とくに、s3000シリーズのコストパフォーマンスはすごい。Windows Vistaが搭載されて5万円以下というのはメーカー製PCとしては大健闘だ。

●コンパクトなのに使いやすいレイアウト

 s3000シリーズは第一印象はとにかく小さいということ。高さも奥行きもスリムタワー型よりひと回り以上コンパクト。キューブ型とまではいかないが、その気になれば手さげ袋に詰め込んで持ち運べるかも……と思ってしまうほどだ。サイズは107(幅)×340(奥行き)×276(高さ)mm/重量:約6.7kg。ボディは光沢のあるピアノブラックに塗られていて、ちょっとセレブな高級感もある。

  その特徴はフロントパネルに集約されると思う。一番上が電源スイッチで、そのすぐ下が15種類のメディアに対応したメディアスロット。そして縦置きスタイルでDVDドライブが配置される。ちょっと意外なレイアウトだが、机の上に置いても、床に置いも使いやすかったりする。とくに真上から押せる大きな電源スイッチが好印象だ。

 ブルーのLEDが採用されているが、ギラギラした「青」ではなくて目にやさしい「水色」。ほかのPCと違うという所有感がある。USBやヘッドフォン端子もしっかり前面配置され、コンパクトながらも使いやすさは十分配慮されている。

 そして、フロントパネルの一番下がポータブルHDD「HPポケット・メディア・ドライブ」(別売)の格納場所だ。ポータブルHDDの利便性はビジネスでもホームユースでも高いが、USBケーブルの取り回しに困ることがないだろうか? 筆者は床に置いて引っかけてしまったり、HDDもろとも踏みつけてしまったという経験がある。HPポケット・メディア・ドライブならケーブルレスでサクッと差し込めるので、デスク周りも非常にすっきりする。といっても、端子は専用設計ではなくて一般的なUSB(Bタイプ)。ケーブルをつないでほかのPCでも利用できる。

●ハイエンドに匹敵する!? 最新パーツで固められた内部構成

 スペック面もなかなか強力だ。評価モデルでは、最新の45nmプロセスで設計されたインテル製CPU「Core 2 Duo E8400」が搭載されていた。E8400はクロック周波数3.0GHzのデュアルコア。Windows Vistaも快適に動作する2GBのメモリーと併せて、動作に不満を感じることはまったくなかった。さらに、ドライブはBlue-RayとHD DVDの両規格の読み込みに対応したスーパーマルチ。これに対応させるため、ビデオカードも小型ファンを搭載した「GeForce 8400GS」が載っている。HDD容量は500GB。メーカー製PCとしてはハイエンドモデルに匹敵するだろう。

 この評価モデルは高価なパーツを選んであり、s3340jp/CTのベースモデルからグレードアップしていくとディスプレーなしでも18万600円となってしまった。オプション扱いのHPポケット・メディア・ドライブ(250GB/1万6800円)を抜くと16万4400円になるが、少し割高なのは否めない。ただ、このサイズでここまでハイスペックに仕上げることもできるという点は覚えておくといい。動画処理もオンラインゲームでも不満なく使うことができるだろう。静音性を重視するなら、ビデオカードは敢えて搭載しないという選択肢もあるだろう。インテル製CPUなら、ローエンドでもPentium Dual-Core E2160(1.8GHz)が載る。個人的にはメモリーは1〜2GB程度は乗せたほうがいいと思うが、最小構成価格で購入しても問題ない(その場合は512MB)。

●省スペースながら拡張性もしっかり!! クアッドコアへの強化も可能

 一方のv7000シリーズは、スリムタワー型としてある程度の拡張性を保持している点が特徴だ。最小構成価格での搭載CPUは、v7380jp/CTがCore 2 Duo E4500(2.2GHz)、v7360がAthlon 64 X2 4400+(2.2GHz)。ベースモデルの基本性能はs3000シリーズよりも高くなっている。

 外観はs3000シリーズと同じく光沢のあるピアノブラック。ドライブ類のレイアウトは一般的だが、本体下部にはひと工夫。左側がメディアスロットで、右側がUSB、IEEE1394、ヘッドフォン/マイク入力などだ。前面にこれだけのインターフェースが集中していると、デジカメで撮影したデータの取り込みやビデオ編集時の接続、オーディオプレーヤーを差し込むといった場合に都合がいい。両側ともカバーが付いているため、使わない時は見た目もすっきりとする。

 評価機はCore 2 Duo E8400が搭載され、メモリーは2GB、HDDは500GBと十分なスペック。ビデオカード非搭載で内蔵グラフィックとなっているが、ELSA社製のTVチューナー&キャプチャボード「EX VISION 1600TV」が付く。HDDが500GBあることを考えると、番組録画などに適した構成となっている。大きなモニターを組み合わせれば、リビングでも活用しやすいだろう。静音性は飛び抜けて高いわけではないが、静かだと思えるレベルには達している。唯一不満を挙げるとしたら、本体底面がラウンドフォルムになっているため、付属のスタンドがないと縦置きがしっかりできないことだ。これだけは何とかしてほしいと思う。

 なお、評価機の構成までグレードアップすると、ディスプレーなしで14万5950円。CPUのグレードを下げれば2万円ほど安くなるので、番組録画メインで使うならそちらのチョイスもありだ。逆にCPUをインテル製なら「Core 2 Quad Q6600(2.4Hz)」、AMD製なら「Phenom 9500(2.2GHz)」へと強化することも可能だ。動画のエンコードなどに滅法強いクアッドコアが選べるのはv7000シリーズの大きなメリット。省スペースで性能を求める人にはおすすめだ。

●縦に回転するワイド液晶モニタ

 日本HPでは、ワイド液晶モニタとしてHP w2408h Vivid Color 24インチワイド液晶モニタ、HP w2207h 22インチワイド液晶モニタ、HP w1907 19インチワイド液晶モニタを用意している。編集部が入手できたのはHP w2408h Vivid Color 24インチワイド液晶モニタだ。入力端子はVGA / HDMI HDCP機能付となっている。

 最も特徴的なのは、24インチワイド、22インチワイドモニタはモニタ部分を90度回転できること。つまり縦長の画面として表示できる(付属のソフトをインストールしておく必要があり)。この点は、同じく掲載しているビデオニュースで確認していただきたいが、例えばWEBページなどを見るときなどは便利だ。また、これは弊社システム担当者の意見だが、WEBページのHTMLを確認する時にも便利だそうだ。というのも、HTMLソースは異様に長く、スクロールしてチェックしていると分からなくなってしまう場合が多いからだという。実際、某WEBサービス系メーカーのオフィスを訪問した時、皆液晶モニタを縦にして使っているのを見て驚いたことがある。

 さらに、液晶モニタは高さ調整が可能だ。この調整の動きもスムーズで無理なく動かすことができる点が評価できる。ちなみに日本HPの直販サイト「HP Directplus」での価格は、HP w2408h Vivid Color 24インチワイド液晶モニタが59,850円(税込)、HP w2207h 22インチワイド液晶モニタが39,900円(税込)となっている。
《RBB TODAY》
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