カシオ計算機は21日、デジタルカメラの写真や年賀状などの宛名・文面を、PCなしで印刷できる小型のデジタル写真プリンタ「プリン写ル（プリンシャル）」の新ラインアップとして7V型ワイド液晶ディスプレイを搭載するモデル「PCP-1000」と、3.5型ワイド液晶搭載モデル「PCP-200」の2製品を発表した。価格はPCP-1000が61,950円で、9月20日発売。PCP-200は50,400円で、9月7日発売。 今回発表された2製品はいずれも、本体にメモリーカードスロットを搭載しており、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話などで撮影した写真を、PCレスで最大2L判までのプリントに対応するデジタル写真プリンタ。従来機種同様、文字入力用キーボードおよび液晶ディスプレイを装備し、はがきの宛名入力などに対応。フォントは、毛筆流麗体/毛筆楷書体/ゴシック体/丸ゴシック体/明朝体の5書体を搭載する。また、写真や200種類のイラスト・見出しを好みで組み合わせられる「組み合わせ機能」や、写真を挿入できるデザインを含む全294種類の文面デザインを内蔵。差出人のQRコード（名前/電話番号/メールアドレス）の印刷にも対応する。そのほか、「写真俳句」機能を従来機より継承しており、写真にオリジナルの俳句や俳号を添えた作品の創作も行える。 PCP-1000は、ディスプレイに解像度480×234ピクセルの7V型ワイド液晶を採用し、PCP-200は解像度240×320ピクセルの3.5型ワイド液晶を搭載。PCP-1000は大型の液晶画面を採用したことで、ひとつの画面上で写真を8枚まで閲覧可能とした。 2製品共通の仕様として、対応メモリーカードはSDHCメモリーカード/SDメモリーカード/mini SDカード/micro SDカード/MMC/コンパクトフラッシュ（TypeI/II）/メモリースティック（PRO）/xD-ピクチャーカード（TypeM/H）。対応用紙サイズはL判/2L判/ハガキ/シール紙(148×100mm)サイズなど。本体サイズは幅251×高さ146×奥行き130mmで、重さはPCP-1000が2.3kg、PCP-200は2.1kg。
凹凸感が楽しい、新しい印刷技術！カシオの“2.5D”プリンタを体験してきた
