突撃レポート!(前編)——横浜市内のWiMAX実証実験を体験 | RBB TODAY
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突撃レポート!(前編)——横浜市内のWiMAX実証実験を体験

エンタープライズ モバイルBIZ
屋上からの眺め。観覧車やインターコンチネンタルホテルも見える
  • 屋上からの眺め。観覧車やインターコンチネンタルホテルも見える
  • 左はランドマークタワー、右に見るのが基地局だ
  •  昨年10月、アッカ・ネットワークスはモバイルWiMAXの実証実験を横浜市の中心部で行うために総務省に実験用無線局免許を申請。12月には免許を取得した。
  •  昨年10月、アッカ・ネットワークスはモバイルWiMAXの実証実験を横浜市の中心部で行うために総務省に実験用無線局免許を申請。12月には免許を取得した。
  • ラボ内でSkypeを使っての通信テスト
  • ラボ内でSkypeを使っての通信テスト
  • “動く歩道”へ向かう一行
  • “動く歩道”前で一度通信状況をチェック。左からWiMAX推進室エンジニアの高崎一夫氏、小松直人氏、仏アルカテル・ルーセント社 First-Off Application ManagerのEric SALOMON氏
 昨年10月、アッカ・ネットワークスはモバイルWiMAXの実証実験を横浜市の中心部で行うために総務省に実験用無線局免許を申請。12月には免許を取得した。あれから約4ヵ月経過した今、実験状況はどうなっているのか。編集部では現場取材を試みた。

 みなとみらい地区を囲むようにWiMAXアンテナが立っているが、編集部が訪問したのはJR桜木町駅近くにあるぴおシティ。この屋上に仏アルカテル・ルーセント社の基地局が設置されている。

「このビルの屋上では360度の方向に電波を飛ばしていますが、建物の屋上にある大きな看板や近隣のビルを考慮してアンテナの位置や方向を決めています。この地区では高層の建物が多いという地域特性を充分に考慮する必要があります。いろいろな条件が重なることで都市部でサービスを展開する時には、皆さんが考えているよりもアンテナの数は多くなるかもしれません」と、アッカ・ネットワークスの小松直人氏は、これまでの実験を振り返った。

 そこでさっそく屋上の基地局を見せてもらった。その様子が下の写真だ。横浜のランドマークタワー、日本丸など見晴らしの良いぴおシティの屋上には、これまでの編集部取材で見慣れた仏アルカテル・ルーセント社の基地局が設置されていた。基地局の設置に関しては海からの風の強さにも耐えられる強度が考慮されているという。

 ぴおシティーの中にはアッカ・ネットワークスのラボがあり、技術者が様々な検証作業をしていた。全国でWiMAXの展開がはじまったときのためのシミュレーションも行われており、地図にマッピングしたシミュレーション図をカラー印刷できるA1対応プリンターも用意されていた。このラボではまずSkypeでの通信テストを見せてもらったが、室内で電波は入りにくいという条件下ではあったものの、問題なく通信が成立していた。

 続いて、WiMAX通信カードを挿した端末を持ってぴおシティーを離れ、桜木町駅からランドマークタワーに向かう“動く歩道”へ向かった。最終的には日本丸のある広場まで移動。端末にはWiMAX通信カードの他、WEBカメラを搭載し、離れたラボとSkypeで通信を行い続けてみた。

 実はこの日、この横浜の実証実験は新しい局面に入ろうとしていた。上記の写真を見てもわかる通り仏アルカテル・ルーセント社からFirst-Off Application Managerが来日していた。続きは後編をご覧いただきたい。
《RBB TODAY》
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