ライブドア、持株会社制に移行——事業会社として新生「ライブドア」を設立 | RBB TODAY
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ライブドア、持株会社制に移行——事業会社として新生「ライブドア」を設立

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新しいスタートということもあり、久々に記者会見で笑顔を見せた平松庚三ライブドアホールディングス代表取締役社長
  • 新しいスタートということもあり、久々に記者会見で笑顔を見せた平松庚三ライブドアホールディングス代表取締役社長
  •  ライブドアグループは2日から、ライブドアホールディングスを中心に新たなグループ経営体制に移行すると発表した。
  •  ライブドアグループは2日から、ライブドアホールディングスを中心に新たなグループ経営体制に移行すると発表した。
  •  ライブドアグループは2日から、ライブドアホールディングスを中心に新たなグループ経営体制に移行すると発表した。
  •  ライブドアグループは2日から、ライブドアホールディングスを中心に新たなグループ経営体制に移行すると発表した。
  •  ライブドアグループは2日から、ライブドアホールディングスを中心に新たなグループ経営体制に移行すると発表した。
 ライブドアグループは2日から、ライブドアホールディングスを中心に新たなグループ経営体制に移行すると発表した。

 ライブドアは同日、会社分割により持株会社制に移行し、商号を「株式会社ライブドアホールディングス」に変更する。同時に、これまでのライブドアのメディア事業とネットワーク事業(無線LAN事業は除く)は、インターネット事業として統合され、新設される事業会社「株式会社ライブドア」に承継される。新生「ライブドア」の代表取締役社長には、旧ライブドアの上級執行役員メディア事業部長である出澤 剛氏が就任する。

 ライブドアホールディングスは、純粋持株会社となり、金融資源や人的資源の最適分配、グループ全体の戦略の立案、コーポレートガバナンスの強化、グループ共通のインフラのR&Dなどに機能を特化し、グループ会社の管理や今後の訴訟対策を行うという。

 いっぽうライブドアは、今回のグループ経営体制を機に経営合理化施策を展開し、07年9月には短月黒字化を目指す。

 合理化策として、メディア事業では独自のニュース報道部門を閉鎖し、ネットワーク事業ではコンシューマサービスから撤退する。また、ショッピングモール部門を提携先に移管するほか、07年7月をめどに、六本木ヒルズから移転し賃料削減する。

 さらに中長期の経営戦略として、同社が得意とするCGM(Consumer Generated Media)領域の事業でさらなる収益の拡大を目指す。具体的な道筋として、次世代ブログ「PRAC」によるブログの広告メディア化、CGM機能をOEMで法人向けに展開、RSSリーダーの国際展開、ユーザー・スタートページの制覇を掲げた。

 次世代ブログ「PRAC」は、類似のブログ記事データを自動的につなぎ、コミュニティを発生させることで、ブログとSNSを融合させると同時に、広告メディアとしての媒体価値を向上させるものだという。

 また、これまで一般ユーザー向けに展開してきたCGM領域での技術やノウハウを、今後は法人向けに展開していく。もともと同社は、ホスティング事業などで約4000社の法人顧客を抱えており、これを足掛かりに法人向けのソリューションを強化していく考えだ。

 さらに、同社のRSSリーダー「livedoorリーダー」を英語化し、4月末から海外に展開していくという。

 同社の考えによれば、これまではポータルがユーザーのスタートページだったが、今後はRSSリーダーがスタートページになるという。将来的には、RSSリーダーにより、ユーザーのスタートページを制覇したい考えだ。

 これらの中長期経営戦略により、ライブドアは、2009年度には売上げ100億円、営業利益率20%目指す。

 会場では、記者からの質問に対して平松氏が、新たな企業への投資や再上場については、現在のところ考えていないと断言。あくまでも現在あるグループ内企業を強化していくことに注力するとした。

 また、気になる公衆無線LAN事業については、今回、ライブドアには承継されず、ライブドアホールディングスに残るという。しかし、今後同社単体で展開するつもりはなく、パートナー企業を模索していくという。
《竹内充彦》
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