HP、4年振りにコンシューマ市場向へ再参入——日本未発売のTouch Smart PCをお披露目 | RBB TODAY
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HP、4年振りにコンシューマ市場向へ再参入——日本未発売のTouch Smart PCをお披露目

IT・デジタル ノートPC
新製品を紹介するためのパフォーマンスを演じる米HPコンシューマPCグローバルビジネスユニット バイスプレジデント兼GM リチャードウォーカー氏
  • 新製品を紹介するためのパフォーマンスを演じる米HPコンシューマPCグローバルビジネスユニット バイスプレジデント兼GM リチャードウォーカー氏
  • 発表会ではパートナー企業各社から祝辞が述べられた。写真はAMD取締役マーケティング本部本部長 吉沢俊介氏。今回の新製品にはAMD社のCPUが積極採用されている
  • 6日発売の新製品3機種(写真奥)と、日本未発売のTouch Smart PC(写真手前)
  • Touch Smart PCには、画面を直接指でタッチして操作することを前提とた簡易シェル「HP Smart Center」が搭載されている
  • 手書き文字や写真をメモとして貼り付けられるメッセージボードなど、リビングに置いて、家族で使えるアプリケーションが多数用意される
  • 真横から見たところ。背面の白い箱が写真プリンタ。配線は本体とプリンタの電源ケーブル、プリンタ接続ケーブル、TVアンテナ程度なので、本体周辺はかなりスッキリするはず
  • キーボードとマウスはワイヤレスで、いずれも使わないときは本体下や本体裏に収納可能。TV視聴も可能で、リモコンも付属する
 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は6日、コンシューマ市場向けPC製品3機種5モデルの発売を発表するともに、コンシューマPC市場に再参入することを発表した。同社はコンパックとの合併を機に、4年前からコンシューマPC市場から撤退していた。

 発表会の冒頭で、同社取締役副社長執行役員である岡隆史氏は「日本ではコンシューマPC市場をきちんとやっていかないと(市場を広げていくことが)難しい」とし、今回コンシューマ市場に再参入する意図を語った。また、再参入に当たっては、直販サイトや東京の昭島工場など、同社のビジネスPC販売で築いたインフラを積極的に利用していくほか、同社が得意とするプリンタと組み合わせた活用を積極的に提案していくことで他社と差別化をはかっていくとして、4年前とは状況が大きく違うことをアピールした。

 発表会場では、パートナー企業であるインテル、AMD、マイクロソフトから、それぞれ祝辞が述べられるなど、同社の今回の発表を歓迎した。

 発表会では実際に発売される製品以外に、同社のホームコンピューティングに対する考え方を示すものとして、日本未発売の製品「Touch Smart PC」がお披露目された。

 「Touch Smart PC」は、タッチパネルを装備した19V型ワイド液晶を搭載するデスクトップPCだ。直接指で画面に触れることで、さまざまな操作が行える簡易シェル「HP Smart Center」を搭載し、伝言メモを貼り付けるメッセージボードや、カレンダー、デジカメ写真編集ソフトなど、家族みんなが気軽に指で操作できるアプリケーションを搭載する。

 TV/FMチューナーも搭載し、TV放送やFMラジオ放送を楽しむことができる。番組録画についての詳細は不明だが、日本に投入するには地デジ対応と予約録画は必須だろう。また、Webカメラやマイクも標準装備し、ビデオチャットが楽しめる。

 本体背面には平らなスペースがあり、ここに同社の写真プリンタを置くと、ちょうどディスプレイ下の隙間を通って前面から印刷された写真が出てくる配置になる。デジカメ画像を画面で見ながら、そのすぐ横に表示されている印刷ボタンをタッチすれば、すぐに写真が取り出せるという仕掛けは、同社ならではのアイデアだろう。
 キーボードやマウスはワイヤレスで、ネットワーク接続は無線LANなので、本体周辺の配線は、電源ケーブルとTVアンテナ程度で済むため設置もしやすそうだ。

 詳しい仕様は不明だが、CPUはAMDのTurion 64 X2を搭載し、メモリ2GB、HDD320GBを搭載する。グラフィックボードはGeForce Go 7600を搭載し、Windows Vista Home Premiumに完全対応と謳っている。無線LAN以外にBluetoothも搭載している。

 Touch Smart PCの日本での発売時期は未定とのことだが、1日も早く登場して欲しい楽しみな1台である。
《竹内充彦》
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