NTTドコモ、China Mobile（中国）、KPN（オランダ）、Orange（フランス）、Sprint Nextel（アメリカ）、T-Mobile（ドイツ）、Vodafone（イギリス）の7社は9月14日（日本時間）、次世代モバイル通信ネットワークの共通のビジョンとその実現に向けたロードマップを共同で策定するために英国法人NGMN Limited（以下、NGMN）を設立したと発表した。 これまでも7社は、「The Next Generation Mobile Networks initiative」という名称のもと共通のビジョン策定活動を行ってきたが、今回の法人設立により体制を整備して本格的な検討を開始するとした。NGMNでは、既存の標準化団体と連携して次世代モバイル通信技術の発展と標準化を推進する予定だ。 計画の具体的な基本方針には、「効率的な周波数利用および遅延の軽減」、「低廉な運用・メンテナンスコスト」、「既存ネットワークとの互換性」、「高度な認証・セキュリティと差別化されたサービス品質」、「端末認証方法の改善」の5点が挙げられた。 今後、ほかの移動通信事業者やインフラ設備・端末関連メーカーへNGMNへの参加と協力を呼びかけていく構えだ。さらに研究機関や大学などに対してもアドバイザーとしての参画を求めるとした。
