[WIRELESS JAPAN 2006] 商用化に向けて動き出した韓国のWiBroサービス | RBB TODAY

[WIRELESS JAPAN 2006] 商用化に向けて動き出した韓国のWiBroサービス

ブロードバンド その他

 東京ビッグサイトにおいて開催中の「WIRELESS JAPAN 2006」。会議棟レセプションホールにおいて催された「IEEE802ワイヤレス技術フォーラムDAY02:iBurst&WiMAX徹底攻略」の中から、「The 2nd Internet revolution:KT Wibro service」の内容について報告する。
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 東京ビッグサイトにおいて開催中の「WIRELESS JAPAN 2006」。会議棟レセプションホールにおいて催された「IEEE802ワイヤレス技術フォーラムDAY02:iBurst&WiMAX徹底攻略」の中から、「The 2nd Internet revolution:KT Wibro service」の内容について報告する。

 この講演では、韓国KTのHyunpyo Kim氏が招聘され、韓国のネットワーク事情や、同社が推進している「WiBro」に関する実証実験や事業計画などについての紹介があった。

 ブロードバンドが普及する韓国では、3G携帯電話や無線LANなど、モバイルブロードバンドの進展が著しい。そのような状況で、現在韓国で商用化に向けて動き出しているモバイルブロードバンド技術がWiBroである。現在、韓国内ではKTやSKTが中心となって、WiBroの普及に力を注いでいるところだ。

 WiBroは、高速な無線通信を広域で可能にする「WiMAX」をベースにしながら、韓国で独自に拡張された次世代無線通信技術である。WiBroは「Wireless BroadBand」の略名で、韓国政府が名付けたもの。Kim氏によれば、「先日開催されたWiMAXフォーラムの理事会で、WiMAXとの概念上の混乱を避けるために、WiBroはMobile WiMAXの韓国におけるサービス名として整理された」という。

 いつでもどこでも、多様な端末を通じて、様々なサービスを、より安く提供できるような技術がWiBroには盛り込まれている。帯域は2.3GHz帯で、移動中でも動画などの大容量データをやり取りできるように、1ユーザーあたり最大3Mbps(下り)/1Mbps(上り)の高速通信をサポートする。実際のサービスでも平均で1Mbps以上(下り)の速度が出ているという。

 Kim氏は、同社のWiBroに関する事業について、「KTはWiBroによって、従来の有線ネットワークと無線ネットワークを統合し、シームレスなブロードバンド環境を提供することを目的にしている」と述べた。2010年までにWiBroの加入者数300万人以上、売上げ1.2兆ウォンという目標を掲げている。この売上げ目標は、KTの事業全体の売上げの7%に相当するものの、Kim氏は「加入費、使用料、広告、コンテンツ料などの収入モデルによって、売り上げ目標を達成させる。また、我々が持っているブロードバンドサービスと、Wi-Fi、さらに関連会社のCDMAサービスを結合したパッケージサービスを提供することも計画中である」と説明した。

 KTのWiBroネットワークの構築計画については、まず第一段階として、今年末ぐらいまでにソウル全域(周辺地域の一部を含む)の約3分の1をカバーする。第二段階では大都市までカバレッジを広げ、さらに第三段階では中小都市まで対象に含めていくという。Kim氏は「2G/3G携帯電話は韓国内すべてをカバーしているが、WiBroはデータ通信の需要が多い都市部を中心にサービスを展開していき、それ以外の地域についてはシームレスな通信のために、他のネットワークとの連携を通じてサービスを提供していく予定である」とした。

 また、「今後、WiBroサービスを普及させるために、様々な端末が登場してくる」と、kim氏は予測した。第一段階では、ノートPC用のWiBroカードはもちろん、WiBro内蔵型のPDA/PMP/PCが登場するが、さらにWiBroとCDMAを結合したデュアルモード端末なども年末に向け発売する予定があるという。同社ではWiBro用のスマートカード「UICC」(Universal IC Card)をすでに発表している。これは課金など本人認証を行う際に必要となるもので、SIMカードのように着脱できるようになっている。「さらにWiBro市場が成長していけば、CFカードやSDカード、USBタイプなどのメディアも登場してくるはず。他の端末にWiBroが埋め込まれたエンベデッド機器や、トリプルモード端末も出てくるだろう」とKim氏。

 またKim氏は、KTが今回実施したWiBroの試験や、予定しているWiBroサービスについても触れた。同社では2005年1月に事業免許が割り当てられたあと、ソウルの明洞(ミョンドン)地区にテストベッドを構築し、2006年第1四半期に試験サービスのためのネットワークを完成させた。ここで商用化に向けて基地局の数を検証し、実際のネットワークに適用するという形となった。そして、4月から大規模なトライアルを行い、試験サービスを実施した地域を中心に、この6月末から商用サービスをスタートさせたばかりだ。また、2005年11月には、釜山で開催されたAPECでもデモンストレーションが実施された。

 KTが4月から5月にかけて実施したトライアルに関しては、ソウルの南側の新興開発地区や地下鉄などがターゲットとなった。ユーザーは約3000人で、WiBro用のPCMCIAカードやPDAが配布され、多くのサービスが提供された。

 このWiBroネットワークの構成は、100台以上のRAS、ACR、リピータのほか、商用化に必要なネットワーク要素として、加入者に対する認証を行うAAAサーバ、課金データを作りだすアグリゲーションサーバ、その生成データから請求データをつくるIP Billingサーバ、ユーザーの情報を管理するICIS Customerサーバ、アプリケーションサービスのためのプラットフォーム(アプリケーションサービス認証、コール情報、ユーザー位置情報など)、WiBroネットワークを管理するために新たに開発されたNeOSS-WiBroなどで構成されている。

 WiBroのプロモーションのために様々なイベントも催された。たとえば、WiBroサービスをユーザーに幅広く体験してもらうために、移動バスを運行し、バスに乗ったユーザーがサービスを受けられるようにする面白い試みもあった。

 トライアルサービスでは、コミュニケーション、マルチメディア、データを利用できるモバイルトリプルプレイがベースとなっている。コミュニケーションサービスとしては、PTA(Push-To-All)、ビデオカンファレンスをサポート。PTAはメッセンジャー、メール、ボイス/ビデオチャットなどを1つに統合するものだ。一方、データサービスでは、Webアクセスおよびインテリジェントサーチなどが利用できる。このほかにも位置情報も表示できるようになっている。さらにマルチメディアサービスでは、音楽やムービーなどのVoD/MoDや、映像ブログのM-log(Media blog)サービスなども提供。

 またKTでは、これらトライアルサービスに付随するものとして、いくつかのサービスを開発している。たとえば、その1つに「WiBroExpress」がある。これは、ユーザーの趣向によりカスタマイズされたテーマ(スポーツ、カルチャーなど)のパッケージコンテンツをプッシュ型で配信するものだ。またPDAのような小さい画面での検索を容易にするカスタムブラウザー(CB)や、WiBroネットワークに接続できる端末、PC、Webストレージなどをどこでも統合管理できる「My Desk」サービス、PDAやPCの専用ランチャー「Wibro Lancher」なども開発して提供している。

 今回のトライアルの結果について、Kim氏は「ユーザーからはポジティブな反応が多かった。コンテンツサービスについては、交通情報のようなリアルタイム性のあるものが欲しいという要望が多かった。また性能面では、移動性、速度、カバレッジに興味があったようだ。これらはトライアル中にも改善され、現在利用されている移動通信に匹敵するぐらいまでになったと思う。ただし、端末モデムカードの電力消耗が大きいので、長時間使えるように改善を求める声も課題として挙がった」と説明した。
《井上猛雄》
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