携帯電話でキャビネットなどの電気錠を管理するソフトを販売開始 | RBB TODAY
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携帯電話でキャビネットなどの電気錠を管理するソフトを販売開始

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製品の利用イメージ
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 ドコモ・システムズは7月13日より、重要書類などを収納するキャビネットやサーバを設置するラックなどの電気錠を、携帯電話から管理・制御するソフトウェア「m@LINK〜モバイルリンク〜(以下、モバイルリンク)」を販売する。

 モバイルリンクは、中央電子製のネットワークデバイス「ND-SV01」上で動作するソフトウェアで、イトーキ製「ネットラインキャビネット」や中央電子製の「IP錠付ラック」、「UIL(外付け電気錠)」の施錠・開錠の操作や状態確認などを、携帯電話を通じて行えるようにするもの。

 昨今、情報漏えいを防ぐために、重要な書類等を管理するキャビネットや、サーバーを設置したラックなどのセキュリティ強化が必要不可欠となっているが、従来の金属錠は管理が煩雑になり、スペアキーの乱用によるトラブルも発生しやすい。これに対してモバイルリンクは、電気錠やセンサーなどの管理・制御を携帯電話から行うことで、セキュリティレベルを向上させることができる。

 モバイルリンクでは、外出先など遠隔地から携帯電話を通じて、簡単な操作で施錠や開錠が可能になるため、管理権限の保持者を必要最小限に絞り込むことができ、スペアキーなどによるセキュリティ事故を未然に防ぐことができる。

 また、電気錠や各種センサーの状態は携帯電話を通じて確認でき、キャビネットのこじ開けなどの不正な操作や、センサーによる温度や電圧などの異常についてエラー情報を携帯電話に通知する。

 モバイルリンクは、中央電子製のネットワークデバイス、ND-SV01とセットで販売される。これにより、既存の電気錠製品に、モバイルリンクをインストールしたND-SV01を接続するだけで、携帯電話による電気錠システムの構築が可能となる。外付けタイプの電気錠にも対応しており、電気錠の付いていないキャビネットやラックを使用している環境でも、初期導入費用を抑制しつつ同等のセキュリティレベルを確保できるという。

 利用可能な携帯電話はDoCoMoのFOMA900iシリーズ以降の機種。他メーカー機種は一部機種のみ動作を確認しており、別途問い合わせが必要。

 システム構築費用は概算で以下のとおり。いずれも工事費等が別途必要。

●ソフトウェア単体価格:100万円
●イトーキ製「ネットラインキャビネット」との連携の場合:約350万円〜(15扉)
●中央電子製「IP錠ラック」との連携の場合:約350万円〜(IP錠ラック1台)
●中央電子製「UIL(外付け電気錠)」との連携の場合:約280万円〜(外付け5セット)
《小笠原陽介》
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