DeNAと三菱東京UFJ銀行は9日、インターネットおよび携帯電話上での決済サービスを提供する「ネット決済センター」（仮称）を共同で設立するとともに、消費者向けサービス分野での電子商取引（EC）と金融の融合による新たな事業展開を目的として、業務・資本提携を行うことで合意し、基本合意書を締結したことを公表した。 「ネット決済センター」（仮称）では、DeNAが運営するオークション＆ショッピングサイト「ビッダーズ」や携帯電話専用オークションサイト「モバオク」をはじめとして、ネットショッピングやオークションサイト向けに、複数の金融機関および決済手段に対応した収納代行サービスをパッケージ化して提供することを目指す。 さらにDeNAのもつインターネット上の商取引基盤と、三菱東京UFJ銀行の決済・金融サービスを融合させることで、より付加価値の高いネット金融サービスを提供できるとし、DeNAの運営するECサイトにおける金融・決済サービスの利便性向上、三菱東京UFJ銀行のインターネット利用者による銀行口座の開設や、多機能ICカード「スーパーICカード」の利用促進など、さまざまなシナジー効果を狙う。 三菱東京UFJ銀行は発行済み株式総数の3％を目処にDeNAへの出資を行う予定で、本年3月末までに、「ネット決済センター」（仮称）の設立と業務・資本提携に関する正式契約を締結、本年9月末までに同センターの業務およびサービスの開始を予定している。
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