トレンドマイクロは、同社としては初のスパイウェア対策専用ソフト「スパイバスター2006」を2006年2月10日より発売すると発表した。同製品の発表会は、連日大勢の報道陣が詰め掛ける、六本木ヒルズにて開催された。 今回発表する「スパイバスター2006」は、同社が2005年5月に買収したスパイウェア対策専業メーカー米Intermute社のスパイウェア対策専用製品をベースに開発したもの。発表会では、同社の統合セキュリティソリューションである「ウイルスバスター2006 インターネットセキュリティ」との棲み分けに質問が集中した。というのも「ウイルスバスター2006」もスパイウェア対策をセールスポイントにしているためだ。 同社の説明によれば「スパイバスター2006」はスパイウェア対策において、よりきめ細かい対策を望むユーザに適した製品で、既に何らかのセキュリティソフトを利用しているユーザが、きめ細かいスパイウェア対策を行うために併用することを想定しているという。 また「スパイバスター2006」には、亜種が多くコンピュータに侵入すると駆除することが非常に難しいと言われるスパイウェア「CoolWebSearch」の専用駆除ツール「CWShredder」や、検索対象とする領域やファイルの種類を個別に設定可能な「カスタム検索」、パソコン利用における履歴情報をまとめて削除可能な「履歴管理機能」などを搭載するなど、ウイルスバスター2006とは差別化されている。 同製品はオープン価格だが、同社オンラインショップでの価格は次の通り。■パッケージ版 「スパイバスター2006 1ユーザ」4,725円 「スパイバスター2006 2ユーザ」7,098円■ダウンロード版 「スパイバスター2006 1ユーザ」3,570円 「スパイバスター2006 2ユーザ」5,376円 「スパイバスター2006 5ユーザ」13,377円 なお、同製品の動作環境は次のとおり。対応OS:Windows 2000Professional(SP4以上)/Windows XP Home Edition/Professional Edition(SP 1以上)ソフトウェア:Internet Explorer 5.5 SP2以上CPU:Pentium 300MHz以上(または互換プロセッサ)メモリ:128MB以上ハードディスク:6MB以上の空き容量