アセロス、1チップでPCI Expressに対応する無線LAN製品を発表 | RBB TODAY
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アセロス、1チップでPCI Expressに対応する無線LAN製品を発表

IT・デジタル ノートPC
 アセロス・コミュニケーションズ(以下、アセロス)は、ワンチップでPCI Expressインターフェースに対応する無線LAN製品を発表した。IEEE802.11a/gに対応する「AR5006EX」とIEEE802.11gに対応する「AR5006EG」の2種。

 両製品は、アセロスの第6世代の無線LANソリューションにあたり、メディア・アクセス・コントローラ(MAC)、ベースバンド・プロセッサ、2.4GHzおよび5GHz(AR5006EGは2.4GHz帯のみ)の帯域をサポートする高性能無線機能など、無線LANに必要なすべての機能を、低コストなデジタルCMOSデザイン上に集積している。

 この高集積化により、全ての無線LAN機能をExpressCardあるいはミニカード上の片面に集積できる。PCI Expressのバスアーキテクチャを有効に活用することで、既存のPCIアーキテクチャの性能を150%向上し、最大2.5Gpsの通信速度をサポートするという。両製品は、主にノートパソコンへの組込みを想定しているが、外付けのカードにも利用できる。

 また、AR5006EXとAR5006EGは、アセロス独自の無線LAN高速化技術「Super AG」と長距離化技術「eXtended Range(XR)」にも対応しており、IEEE 802.11a/gとの完全な互換性を保持しつつ、これら技術に対応したチップどうしではより広範囲で、高速な接続を実現する。さらに両製品は、業界で最も堅牢なセキュリティ規格であるIEEE802.11iをサポートするほか、無線マルチメディアとQoSを実現するIEEE802.11e規格のドラフトにも準拠する。

 AR5006EXとAR5006EGは現在サンプル出荷中で、量産出荷は2005年第3四半期の予定。
《小笠原陽介》
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