NTT西日本は、拠点間を結ぶイントラネットを無線で構築する「拠点間無線ソリューション」を4月1日から提供する。有線接続が困難な都市部や諸島、山間部などに向けて提供されるソリューションだ。 このソリューションでは、無線の伝送距離や通信速度によって「長距離区間タイプ」「中距離区間タイプ」「近距離区間タイプ」の3つのメニューが用意されている。設置場所の状況に応じてこれらのメニューを選択。無線区間のルート設計、伝送品質のシミュレーション、無線機器の提供や工事、保守までをパッケージで提供する。 同社では、「このような地域でのデジタルデバイドの解消や非常災害時における通信手段の確保、都市部でのビル間通信や光ファイバーのバックアップなどさまざまなニーズに応えられる」としている。●長距離区間タイプ 利用シーン:離島、山間部 伝送距離:〜24km 伝送速度:〜11Mbps 無線帯域:2.4GHz帯 概算費用:90万円〜●中距離区間タイプ 利用シーン:地域内イントラネット、災害時における映像監視用無線 伝送距離:〜8km 伝送速度:〜156Mbps 無線帯域:18GHz帯 概算費用:540万円〜●近距離区間タイプ 利用シーン:隣接のビル間、イベント会場を結んだ臨時のネットワーク、光回線のバックアップ 伝送距離:〜200m 伝送速度:〜1.25Gbps 無線帯域:60GHz 概算費用:480万円〜