子供たちの笑顔を伝えたい! 小鳩幼稚園の取組み「ひかり de 幼稚園」 | RBB TODAY

子供たちの笑顔を伝えたい! 小鳩幼稚園の取組み「ひかり de 幼稚園」

 TEPCOひかり「ひかり de 幼稚園」では、子供たちの様子を保護者に向けてライブ配信したり、テレビ電話で保護者面談を行うなど、その活用方法を模索している。

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サービス概要を説明する東京電力 光ネットワーク・カンパニー営業企画部長・稲生秀俊氏
  • サービス概要を説明する東京電力 光ネットワーク・カンパニー営業企画部長・稲生秀俊氏
  • 小鳩幼稚園・久松洋行園長。これまでもホームページ作成や、子供たちの作品ギャラリーの公開など、積極的にインターネットを活用してきた
  • 右下がライブ映像。この日は、4月に入園を控えた未就学児童とその保護者のプレ保育の模様が配信された。カメラの角度やズームなども遠隔操作でき、解像度の高い映像からは園庭の花を確認することもできる
  • プレ保育では男性教諭が体操を指導。子供たちの元気な声が教室に響いた
  • 部屋の右側に設置されたネットカメラが、子供たちの様子を捕らえる
  • ネットカメラは、子供の手が届かない高さに設置されている
  • 園児を見守る雛人形。幼稚園の教室は季節感たっぷりだ
  • 年中児の祖母の協力により行われたIT保護者面談の映像。普段は、海外で生活するお嬢さんとメールで連絡をとったり、レシピサイトを見たりと、TEPCOひかりサービスを活用しているという
 「子供たちの笑顔と安心を家庭に、職場に届けたい」。東京・笹塚の小鳩幼稚園のTEPCOひかり「ひかり de 幼稚園」は、久松洋行園長(49歳)のそんな思いから始まった。

 小鳩幼稚園は、甲州街道から100メートルほど奥まった住宅地に位置する、園児51名の小規模幼稚園だ。この規模の都心の幼稚園としては広々とした印象の園庭では、7台の防犯カメラが子供たちの安全を見守っている。

 「ひかり de 幼稚園」は、東京電力 光ネットワーク・カンパニーのFTTHサービス「TEPCOひかり」を導入する同園が、園児たちの様子をライブ配信するという、ブロードバンドのメリットを生かした試みである。「子供たちの園での様子を知りたい」という保護者と、「もっと開かれた幼稚園にしたい」という園長先生の双方を願いを実現すべく、2005年1月中旬にスタートした。

 現在はテスト期間ということだが、配信は週1、2回で、1回につき2、3時間程度。保護者にIDとパスワードを発行し、配信時間を同園のホームページ上で告知することで、ブロードバンド環境を有する関係者であれば自由に見られる仕組みで運用している。閲覧状況については、1月下旬に行われた保護者参観の配信時の、カメラへのアクセス数はおよそ170。主な視聴者は、参観に出席できない父親や祖父母と思われるが、全園児数51名から考えると、反響は上々といえそうだ。

 久松園長によると今後は、英語教育、家庭とのコミュニケーション(IT保護者面談)、防犯・安全管理、また、お遊戯会、運動会、入学・卒業式といったイベント配信など、教育の現場でのブロードバンド活用の可能性を、園と家庭で一緒に考えて行きたいという。

 2月16日に開催された「ひかり de 幼稚園」体験取材会では、今春入園予定の未就園児童(3〜4歳)と保護者参加のプレ保育の「ライブ配信」、園児の祖母と園長がテレビ電話で会話する「IT保護者面談」、同じくテレビ電話を利用した「子供向け英会話レッスン」が、NOVAおよびギンガネット協力のもとで行われた。

 「IT保護者面談」に自宅から協力した年中児の祖母は、現在、実施している授業風景のライブ配信について、「家にいるときとは違った姿から、子供の成長が見られて安心します」と語った。保護者参観では、ハイテンションになったり、授業に集中できない子供も多いが、ネットカメラでの“こっそり”撮影映像からは、普段の幼稚園での過ごし方をそのまま見ることができるようだ。もちろん小さな子供たちのこと、配信時にはカメラの前ではしゃぐこともあるというが、それもまた微笑ましい。入園シーズンには、新米園児たちを家庭や職場から見守る保護者の姿も目に浮かぶ。

 ところで、概ね好評な同サービスにも、問題がないわけではない。教育機関のホームページでは防犯上の配慮から、個人が特定できる写真の掲載を行わないケースが多い。そんな中で思い切った試みともいえる同サービスに久松園長は、より強固なセキュリティの必要性を感じていると話す。また、小さな子供たちを預かる幼稚園の性格上、必ずしも愉快ではない映像が配信されるケースも想定できる。また、理解を得られているとはいえ、公開されているという状況が時には職員たちのストレスになることもあるだろう。

 久松園長はこれらのことも含めて、園と家庭で十分に検討して、よりよい形での活用方法を模索していく考えだ。職員と保護者の、子供たちへの愛情とITへの関心がどんなかたちで実を結ぶのか、今後の展開が楽しみである。
《編集部》

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