エクストリーム、VoIPなどに対応できる高速レイヤ3スイッチ製品を発表 | RBB TODAY
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エクストリーム、VoIPなどに対応できる高速レイヤ3スイッチ製品を発表

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 エクストリームネットワークは26日、エンタプライズにも対応可能なレイヤ3スイッチ製品「Aspen 8800」シリーズを発表した。
  •  エクストリームネットワークは26日、エンタプライズにも対応可能なレイヤ3スイッチ製品「Aspen 8800」シリーズを発表した。
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 エクストリームネットワークは26日、エンタプライズにも対応可能なレイヤ3スイッチ製品「Aspen 8800」シリーズを発表した。

 同製品の発表会には、米国本社よりカールーチ上級副社長も臨席しあいさつを行うなど、同社がこの製品にかける意気込みを感じられた。また、同製品は来週行われる「NET&COM2005」にも出品されるという。

 Aspen 8800シリーズには、14Uサイズで10スロットを持つ「Aspen 8810」と、10Uサイズで6スロットを持つ「Aspen 8806」の2モデルがある。8810はすでに出荷が開始されているが、8806においては今年中の発売予定とされている。価格は、8810の最小構成となるシャーシ、マネージメント・スイッチ・モジュール(MSM)、電源ユニット×1の組み合わせで545万円からとなっている。なお、ユニット構成には最低1枚のMSMが必要となるため、I/Oモジュールで利用できる最大スロット数は8810で9スロット、8806では5スロットとなる。

 Aspen 8800シリーズはモジュラ型のレイヤ3スイッチ製品で、必要に応じたネットワークポートを持つI/Oモジュールにより自由な組み合わせが可能となっている。用意されているI/Oモジュールには1000BASE-T×48ポートや1000BASE-X(mini-GBIC)×24ポート、10ギガBASE-X(XENPAK)×4ポートがある。なお、スロットごとに最大48ギガbpsのバックプレーン帯域があるため、すべてのポートをフルに使っても損失のない通信が行える。同社では、この製品はギガビットEthernet向けとしており、100BASE-TXレベル以下のみに対応するモジュールは用意されない予定だという。

 Aspen 8800シリーズはVoIP向けに開発されたといっても過言ではなく、それを表すものとして、VoIP電話機などに電源供給が行えるPoE(Power of Ethernet)への対応や、99.999%の可用性が挙げられる。可用性の点においては、電源ユニットは最大6台まで搭載できるよう冗長性が持たれており、PoE対応製品の接続数によって電源ユニット数を調整できるようになっている。また、スイッチング機能などシステムを司るMSMも2枚まで搭載できるほか、I/Oモジュールのホットスワップにも対応している。

 エクストリームネットワークではAspen 8800シリーズの位置づけを、エンタープライズからネットワーク・エッジまで幅広く使えるものの、同社が推奨する2階層ネットワークアーキテクチャという観点からネットワーク・エッジ側での利用を推奨している。このアーキテクチャは「Intelligence Core」と呼ばれる上位層と「Unified Access」と呼ばれる下位層からなり、上位層には同社のBlackDiamond 10Kなどのエンタプライズ機種で構成し、下位層に今回発表されたAspen 8800のようなユニバーサルジャックを持つ機種で構成するというものとなっている。このようなシンプルな2階層にすることで、可用性を上げたり、より簡単な管理などのメリットが出てくるとしている。
《村上幸治》
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