マイクロソフト、サーバー上でバーチャルマシンを実現するVirtual Server 2005を発売 | RBB TODAY
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マイクロソフト、サーバー上でバーチャルマシンを実現するVirtual Server 2005を発売

エンタープライズ その他
 マイクロソフトは、Microsoft Windows Server 2003 日本語版(以下、Windows Server 2003)上で仮想的なハードウェア環境を実現する「Microsoft Virtual Server 2005 日本語版」(以下、Virtual Server 2005)を12月1日から販売する。
  •  マイクロソフトは、Microsoft Windows Server 2003 日本語版(以下、Windows Server 2003)上で仮想的なハードウェア環境を実現する「Microsoft Virtual Server 2005 日本語版」(以下、Virtual Server 2005)を12月1日から販売する。
 マイクロソフトは、Microsoft Windows Server 2003 日本語版(以下、Windows Server 2003)上で仮想的なハードウェア環境を実現する「Microsoft Virtual Server 2005 日本語版」(以下、Virtual Server 2005)を12月1日から販売する。

 Virtual Server 2005は、Windows Server 2003上で複数の仮想的なハードウェア環境をバーチャルマシンとして実現するもの。各バーチャルマシンは独立したコンピュータとして動作するため、物理的には1台のハードウェア上でそれぞれ異なるOSが実行できる。

 Virtual Server 2005の主な用途とメリットは、まず、バーチャルマシン上でレガシー環境との互換性を提供することによって、レガシーアプリケーションを最新のインフラストラクチャー上でネイティブ稼動できる点だ。これにより、アプリケーションのライフサイクルとシステムのリースや購入タイミングが切り離せる。なお、既存の物理マシン上にあるOSおよびアプリケーションの、Virtual Server 2005上のバーチャルマシン環境への自動移行を支援する「Virtual Server移行ツール キット」もWebページからのダウンロードにより無償提供される。

 また、Virtual Server 2005では複数OSを同一の物理マシンに統合し、それぞれが完全に分離された状態で並列に実行できるため、物理的に必要なシステムの数を減らすことができ、企業におけるハードウェアの設置面積を減らすとともに、管理コスト、およびオーバーヘッドが減少する。

 さらに、Virtual Server 2005により、1台の物理マシン上でさまざまなバージョンのOS構成をすばやく再作成したり、アプリケーションの各バージョンを比較したりできるため、開発ならびにテストの労力とコストを削減できる。

 特に、複数のバーチャルマシンを利用することで、分散サーバアプリケーションの動作を、1台の物理サーバでシミュレーションできることが特徴して挙げられる。これにより、従来は多数のハードウェアと多大な労力、長い時間が必要だった分散サーバアプリケーションの展開およびテストを、Virtual Server 2005によって容易に行える。

 Virtual Server 2005には最大4個の物理プロセッサがサポートされるStandard Editionと、最大32個がサポートされるEnterprise Editionがある。パッケージ版の推定小売価格は、Standard Editionが99,800 円、Enterprise Editionが211,000 円。

 また、Enterprise Editionの評価版をWebから無償でダウンロードできるサービスを開始した。
《小笠原陽介》
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