オンラインだけではなくオフラインでの検索技術も充実させる。Google創業者 | RBB TODAY
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オンラインだけではなくオフラインでの検索技術も充実させる。Google創業者

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(左)Google共同創業者兼技術部門担当社長サーゲイ・ブリン氏 (右)Google共同創業者兼製品部門担当社長ラリー・ペイジ氏
  • (左)Google共同創業者兼技術部門担当社長サーゲイ・ブリン氏 (右)Google共同創業者兼製品部門担当社長ラリー・ペイジ氏
 これまでWeb上での検索サービスを中心に提供してきたGoogleだが、最近では広告やデスクトップ上の情報を検索するサービスにも進出してきた。そんなGoogleの創業者であるサーゲイ・ブリン氏(同社共同創業者兼技術部門担当社長)とラリー・ペイジ氏(同社共同創業者兼製品部門担当社長)が来日した。

 同社は先日、東京に研究センターを設立することを発表している。ここでは、日本はもとより、世界中で使われるGoogleの技術の研究や開発を行う。具体的には、「アジアの言語や携帯電話の技術を研究する」(サーゲイ・ブリン氏)としており、具体的にはダブルバイト文字への対応が挙げられる。

 最近、盛んに行われているSEO(サーチエンジン最適化)対策については、「Googleを操作しようとする人たちが多いが、悪用しようとする人たちも多いのは事実」(ラリー・ペイジ氏)とした。また、このSEO対策に関連してblogで生成されたWebページの順位が高くなっているという指摘が出たが、「毎日のように実験を進めており、サーチの結果が操作されないように努力をしている。過去2〜3か月で大きな進展がり、今後も進める」とすでに対策を講じていることを明らかにした。

 「オンラインだけではなくオフラインでの検索も充実させる」(サーゲイ・ブリン氏)のも1つの方針で、それを具体化したものが、PC上の情報を検索するソフト「Google Desktop Search ベータ版」だ。「Googleで検索したものは電子メールですでに受信するなど、PCに保存されている可能性がある」とし、たとえば「Google(オンライン上の情報)の検索結果の上にデスクトップの検索結果を表示する」といった例が挙げられた。

 このGoogle Desktop Searchだが、次世代のWindows XP(開発コードLonghorn)に実装される「Win FS」やMac OS X 10.4(Tiger)の「Spotright」と同じ機能を持つ。しかし、「OSが検索を支配しない」とし棲み分けまたは競争できる技術だとアピールした。また、Google Desktop Searchは現在は英語版のみの提供にとどまっているが「国際化はなるべく早く進める」としている。

 最後に「Googleをできるだけ使ってみてください。そのうえで、印象や意見、感想などを、フィードバックを寄せてください」(サーゲイ・ブリン氏)と日本のユーザにメッセージを送った。
《安達崇徳》
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