究極の使いやすさは“ゼロクリック” 〜日本通信の「b-mobile」 | RBB TODAY

究極の使いやすさは“ゼロクリック” 〜日本通信の「b-mobile」

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究極の使いやすさは“ゼロクリック” 〜日本通信の「b-mobile」
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 PHSのデータ通信サービスといえば、DDIポケットの「AirH"」やNTTドコモの「@FreeD」のようにアクセスラインとISPが別々に選べるものや、So-netの「BitWarp」や@niftyの「@nifty mobile P」などアクセスラインとISPが一括して契約できるものまで用意されている。

 しかし日本通信の「b-mobile」は、通信カード、アクセスライン/ISPの利用料金がセットになっており、量販店などでパッケージとして販売されている点がほかとは大きく異なる。この販売方法をはじめとして、ほかに先駆けてデータを圧縮する「Webアクセラレータ」や無線LANのローミングサービスが利用できるようになるなど、積極的に差別化を図っているのが特徴だ。

 このb-mobileだが、これまでの製品とは違うコンセプトのパッケージ「b-mobile ONE」の販売を開始した。そこで、b-mobile ONEについて、同社の執行役員である福田尚久氏にお話を伺った。

お話を伺った福田氏


 まず、「b-mobile ONEは、『ワンクリック『街』でもブロードバンド』とパッケージに書いているように、無線LANがメインでPHSがおまけくらいで考えています」と、これまでPHSデータ通信のオプションとしての無線LANだったが、b-mobile ONEでは立場が逆になっていることを強調している。

 これまでのb-mobileでも、1つのIDとパスワードでローミング先の無線LAN接続サービスが利用できた。さらに専用のクライアントソフト「b-Access」を利用すると、事業者ごとに異なるSSIDやWEPの設定も自動的に行われるなど、ローミングを意識させない使い勝手が実現されていた。

 しかし、このような仕組みがあってもb-mobileで無線LAN接続サービスを利用するためには、大きな壁があるという。それは、IDとパスワードを取得し、PCに入力しなければならないことだ。

 これを解決するため、「無線LANも“ワンクリック”で使えます」とするくらい、b-mobile ONEでは大きな改良が加えられている。その改良とは、クライアントソフト「b-Access ONE」をあらたに開発し、IDとパスワードを入力しなくても利用できるようにしたことだ。これにより、ユーザはIDやパスワードを取得し、クライアントソフトに入力する作業が不要になる。

 さらに先日からは、帯域の保護の観点からP2Pファイル交換のフィルタリングも開始した。これについては、「Blasterが大量発生した際には、感染を防ぐためポートの閉鎖など、法人契約の帯域の保護を行ったところ、通信速度が確実に速くなりました。そのため、コンシューマーも含めて保護をする必要があると考え、P2Pファイル交換などのフィルタリングを開始しました」と経緯に触れた。

 同社では、この個人向けb-mobileの販売のほか、企業向けのモバイル通信におけるシステムインテグレーションも行っている。実はこの企業向けのノウハウが個人向けサービスにフルに生かされているのだ。

 個人向けサービスの場合は、自分の意志で使うため多少のリテラシーは期待できるが、法人用途になると会社が営業マンにノートPCとPHSデータ通信カードを配布するなど、自分の意志とは関係なく必要に迫られて利用するケースが多い。さらに、年齢層やコンピュータリテラシーの差が大きい。そんなこともあり同社では、「企業向けのモバイルを進めるほど、使いやすさがキーになるところはない」との考えのもと開発を進めている。

 これがよく分かる事例がある。同社に「すでに2,000人にPCを配布しているが、これをPHSでモバイル化する」という案件が持ち込まれたという。この場合、2,000台のPCにクライアントソフトやドライバをインストールする必要があるのだが、「スロットに入れるだけでボタンも何も押さなくても、勝手にインストールを実行し、再起動までも行うという専用のCD-ROMを開発しました」と明かした。

 さらに、「うちの製品は“ゼロクリック”ですよ」との言葉が決め手になり契約が取れたこともあるという。これは、使い勝手を重視しないと、法人向けにモバイルソリューションの販売はできないということの現れだろう。

 無線LAN接続を利用する場合に必要なIDとパスワードの取得や入力は、これまでの通信サービスではユーザが行うべき“当たり前”の作業だった。しかし、日本通信は法人向けのソリューションを提供する中で、これがユーザにとって大きな負担になっていることに気が付いたようだ。この点が考慮されて開発したのが「b-mobile ONE」ということになる。

「b-mobile ONE」のパッケージ。左下には「ワンクリック『街』でもブロードバンド」と書かれている(クリックで拡大)
《安達崇徳》

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