モバイルの定額ブロードバンド、移動中でも切れない2M〜3Mサービスを2006年に ——イー・アクセス、TD-SCDMA(MC)に関する説明会を開催 | RBB TODAY

モバイルの定額ブロードバンド、移動中でも切れない2M〜3Mサービスを2006年に ——イー・アクセス、TD-SCDMA(MC)に関する説明会を開催

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モバイルの定額ブロードバンド、移動中でも切れない2M〜3Mサービスを2006年に ——イー・アクセス、TD-SCDMA(MC)に関する説明会を開催
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イー・アクセスCEO 千本倖生氏
 イー・アクセスは、米Navini Networksと提携して実験を予定している「TD-SCDMA(MC)」方式に関する説明会を開催した。

 TD-SCDMA(MC)は、動的に電波の指向性を調整しながら通信できる「スマートアンテナ」と、上り方向の通信(端末→基地局)を同期させることにより、TD-CDMA方式よりも多数のユーザを収容できるのが特徴。韓国でNavini社がおこなったフィールド実験では、時速90km走行をしながら2.2Mbps〜1.8Mbpsの通信をしたり、市街地で動画視聴をしながらの基地局間移動したりといった実験で問題がないことが確認されたとのこと。

 このTD-SCDMA(MC)は、いわゆる“次世代携帯”に採用されている「CDMA」方式の拡張で、上りと下りの通信を時分割によって同一周波数に載せる(上りと下りで別周波数を使わずに済むため帯域の利用効率がよい)、上りトラフィックを同期させる(端末間の相互干渉を抑えてより多くのユーザを収容できる)、マルチキャリアによってマルチパス干渉への耐性を確保しているなどの特徴がある。

 速度は速いもののモビリティの低い802.11a/b/gによる公衆無線LANサービスと、エリアは広いが通信速度とコストの制約の強い3G携帯電話ベースのモバイルネットワークの隙間を埋めるという位置づけで、Navini社の製品は、すでに米国やオランダ、イタリアなどで商用サービスに利用されているほか、オーストラリアなどで商用サービスの準備が進められているという。

 「TD-SCDMA(MC)は定額にできるシステム」と述べたイー・アクセスCEOの千本氏は、同方式によるモバイルブロードバンドサービスは従量ではなく固定料金で提供するつもりだとし、サービス開始の時期としては、1年程度の試験期間を含め、2年後(2006年春)ぐらいという見通しを示した。
《伊藤雅俊》

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