NTTドコモグループは、FOMAにおいて別のユーザの電話番号が相手に通知される事例が2件確認されたと報告した。すでに原因は解明されており、補修も完了している。この事例は、(1)1つの交換機が管轄するエリアをユーザAがまたがって移動した瞬間(2)通信を確立するために必要なユーザAのデータを交換機で処理した瞬間(3)ユーザAへの着信(4)ユーザBがそのエリアに移動した瞬間の4つが同時に発生した場合に、ユーザBがユーザXに発信するとユーザAの番号が通知されるというもの。同社ではこの事例が発生する確率は、FOMAの契約数が50万の時点では4,000万分の1、100万契約では1,000万分の1としているため、極めて低い数字になっている。 なお、この事例では通話料金についても誤って課金されるため、該当すると思われるユーザについては返金するとしている。