カフェやファーストフードとは違った利用スタイルが生まれる? 新幹線品川駅の無線LAN接続サービス | RBB TODAY
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カフェやファーストフードとは違った利用スタイルが生まれる? 新幹線品川駅の無線LAN接続サービス

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カフェやファーストフードとは違った利用スタイルが生まれる? 新幹線品川駅の無線LAN接続サービス
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 品川駅周辺は、キヤノン販売や三菱重工の本社が移転するなどオフィスビルの建設が急ピッチで進んでいる。そのため、品川駅はビジネス客が増えつつあるという。そんな状況の変化によって新幹線品川駅が開業したのだ。

 また、これまで全席指定だったのぞみ号にも自由席が登場したうえに大幅に増発された。そのため、東海道新幹線の自由席は一気に増えたことになる。これは、指定席を取らないで新幹線の駅に向かい、止まっている新幹線に乗るといった利用スタイルをさらに促進させることになるだろう。

 このように自由席を取らずに始発駅に行った場合は、新幹線がホームに止まっている時間が長くなる。この時間を利用して、新幹線の車内でPCを開いてメールを受信するのが、NTT-MEとJR東海が進める「東海道新幹線『のぞみ』停車駅での公衆無線LAN実験」が狙うところだろう。

 それが明確に現れているのがこの品川駅だ。品川駅では、新幹線ホームすべてが同接続サービスのエリアになっている。そこで、実際に品川駅にて無線LAN接続サービスを利用してみた。

 なお同無線LAN接続サービスは、NTT-MEが提供している「ネオモバイル」と同等のものになっており、各ISPからのローミングが可能だ。ローミングは、各ISPのサイトでの事前の申し込みが必要になる。接続時には、ほかのローミングサービスと同じように、SSIDとWEPキーを設定し、Webの認証画面にISPのIDとパスワードを入力してログインする。

スループットは、下り4Mbps/上り5Mbps前後。IEEE 802.11bにおけるほぼ上限まで出ているようだ


(左)VAIO TRで接続してみた。WEPキーなどの設定は事前に行っていたためスムーズに接続できた(右)CLIEでも接続してみた。こちらでも快適に利用できる


 また、新幹線ホームから接続できるアクセスポイントを調べてみたところ10個もあった。そのため、ホームの末端で調べると2つ程度、中央だと4つ程度のアクセスポイントが電波強度“高”と表示される。

アクセスポイントの情報を捕捉するソフト「NetStumbler」を起動させたPCを持ってホーム全体を歩いてみた。捕捉した17個のうち10個はネオモバイル用のアクセスポイントだ


 しかし、今のところ品川駅発の新幹線は設定されていないため、先に挙げたような発車前の停車時間にメールを一気に受信するといった使い方は難しいのが現状だ。将来的には、品川駅発の新幹線が走るとのことなので、そのときになってようやくホーム全体をカバーしたメリットが出てくるだろう。

 無線LAN接続サービスはこれまでファーストフードや喫茶店などを中心に展開されてきた。ここでは、長い時間じっくりと利用するのが中心だった。しかし、品川駅や東京駅の新幹線ホームでは「短時間にメールを一気に受信する」という使い道が想定される。このような使い方にこそブロードバンドが必要なのだ。
《安達崇徳》
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