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エキサイト、2002年度の売上は約36億円、経常利益約1.4億円。創業以来初の年間黒字に

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エキサイト、2002年度の売上は約36億円、経常利益約1.4億円。創業以来初の年間黒字に
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エキサイト 山村幸広社長
創業以来初の年間黒字を達成したこを報告する山村幸広社長(エキサイト)
 エキサイトは7日、2002年度の業績結果、および今後の事業方針に関する記者説明会を開催した。それによると2002年度の業績は、売上が前年度比21%増の35億9,500万円、経常利益は1億3,800万円で、1997年の創業以来初の年間黒字を達成した。

 今期は、エキサイトユーザに向けて自社で制作する発信型コンテンツをさらに拡充させ、売上42億円(前期比約17%増)、経常利益3億円(前期比220%増)を目指す。

 同社では2002年度において、都市型ライフスタイルを持つM1F1層(20〜34歳の男女)にターゲットを絞り、「エキサイトイズム」や「Woman.excite」などのほか、話題の映画出演者の来日記者会見の独占生中継などを行ってきた。今回の年間黒字化はこうした絞込み戦略が成功した形で、広告収入の安定化も進み、2002年度第3四半期のネット広告の総売上は、前年同期比で約151%の伸びとなった。

 このほか有料コンテンツの伸びも目立った。2003年4月末現在における有料Webコンテンツの利用者は、会員数103,000人、月当たりの収益は3,200万円に拡大。また有料携帯コンテンツの会員数は39万人、月当たりの収益は9,500万円に増加している。

 同社ではこうした結果をふまえ、2003年度にはコンテンツをさらに拡充する方針だ。まず7日からNTTドコモが提供するi-mode公式サイトにおいて、着信メロディや待ち受け画像、クラブ・映画情報などのコンテンツを提供する「カフェメロ♪ナイトエキサイト」を月額300円でスタートさせた。

 また韓国Triglow Picturesとの提携により、今秋から有料サービス化を行う予定である韓国の人気オンラインゲーム「Priston Tale(プリストンテール)」の課金プラットフォームを提供する。このゲームはエキサイトユーザ向けだけでなく、他のISPにもサービス提供する予定だ。

 一方、7月下旬からはブーム・メディア・コミュニケーションズとの提携により、渋谷、青山など都内約20店のカフェにおいて、「BB.excite」に接続されたインターネット端末を設置、カフェの利用者が無料でインターネットを楽しめる情報発信サービス「excite CAFE@BOOM Project」を提供する。

 さらにはリムズエムアイと提携し、プロモーションだけでなくマーケットリサーチまでを同時に実現するインターネット広告の新商品「エキサイトイズム・マーケティング・パッケージ」の提供も開始した。この商品はWebマガジンの「エキサイトイズム」上で実施される読者アンケートから、ユーザのプロフィールや嗜好などを分析するもので、単なる広告にとどまらず、クライアントに対して効果的な商品の切り口や価格設定などの提案までを含めた展開を行うもの。
《松岡美樹》
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