NTTグループ、PC−FOMA間でテレビ電話機能を実現 | RBB TODAY
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NTTグループ、PC−FOMA間でテレビ電話機能を実現

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NTTグループ、PC−FOMA間でテレビ電話機能を実現
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米川達也氏(NTTブロードバンド推進室担当部長)
「試験サービスでは、ビジネスモデルだけでなく、遅延や安定性も含めて検証していきたい」と語る米川達也氏(NTTブロードバンド推進室担当部長)
 日本電信電話(NTT)、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドイニシアティブ(NTT-BB)、エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ)の3社は、PC−FOMA間およびPC−PC間でテレビ電話が可能な映像コミュニケーションプラットフォームを実用化した。2ヶ月間の試験サービスを実施後、9月までに商用サービスを開始する予定。

 この映像コミュニケーションプラットフォームは、PC相互間だけでなくPCと第3世代携帯電話であるFOMAの間でも、リアルタイムに映像をやりとりしながら会話できるテレビ電話システム。PCには独自開発したインスタントメッセンジャーをインストールし、FOMAには接続先のPCの状態が表示されるiアプリ(プレゼンス表示機能)が実装される。また、プレゼンス表示機能には登録・表示だけでなく、FOMAからPCへの発信機能も備えられている。このインスタントメッセンジャーとプレゼンス表示iアプリは、NTTサイバースペース研究所が開発した機能だ。デモでは、PC−PC間、PC−FOMA間とも特に画像・音声とも遅延が見られず、快適にテレビ電話が行えていた。

プレゼンス表示iアプリ
電源が入っているかなど、相手のPCの状態がわかるプレゼンス表示iアプリ。FOMAに実装される
 PC同士はSIP接続で、PCとFOMAはNTTドコモが開発したプロトコル変換機能を持つゲートウェイ経由で接続される。このプロトコル変換機能を使えば、3G-324Mプロトコル(FOMA網)とH.323プロトコル(IP網)という異なるプロトコル間でもリアルタイムな映像通信が可能となる。なお、FOMA網からIP網には直接接続しない。FOMA網からは一旦ISDN網を経由して、IP網へと接続される。これは、早期にサービスを展開するためだという。

 商用サービスの開始に先立ち、同社らはBROBA会員の一般ユーザ(70名程度)や法人ユーザ(30社程度/1社あたり5〜10端末)を対象に試験サービスを実施する。試験サービス期間は2月3日より3月31日の予定。試験サービスへの申し込み受付は29日より。

 試験サービスでは、「顧客対応に対する遠隔地からの支援」「遠隔地での作業現場の状況把握」「外出先から自宅の状況を確認するモニタリング」「遠隔地からのEラーニングや医療」など、想定されるさまざまなサービスについて検証し、ビジネスモデルを確立するという。商用サービス後の利用料については、従量制の可能性も含め検討するとしている。この試験サービスは、NTT-BBがシステムの構築から運営までを担う。

テキストチャットのデモ画面
接続されているPCを呼び出し、テキストチャット中の画面。このあと、テレビ電話に切り替わる


テレビ電話のデモ画面
テキストチャットからテレビ電話に移行した画面。画像はきれいにスムーズに表示され、遅延は感じられなかった(PC−PC間)
《RBB TODAY》
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