分散/グリッドコンピューティングに思わぬ伏兵?東京電力が「お願い」 | RBB TODAY

分散/グリッドコンピューティングに思わぬ伏兵?東京電力が「お願い」

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 東京電力による原発の検査記録改ざんの問題は、原子炉17基中9基の一斉点検(残り8基も順次点検)をおこなうという発表により、法的にはともかく技術的には収束に向かって動き出したようだ。

 ただ、首都圏の電力の4割をまかなっている原発のうち約半分がストップされるということは、単純に考えれば首都圏の電力の2割が不足する、ということになる(個々の原子炉の発電能力差は無視するとして、だが)。そのため、停止中の発電所の再開や他地域からの融通などの対応措置とあわせ、ユーザへの節電の呼びかけが東電から出る事態となっている。

 例にあげられている節電の中身としては、暖房器具の温度設定の調整や、テレビやビデオの主電源スイッチをオフにする「待機電力」対策、そして「パソコンの切り忘れ」である。

 これでいきなり肩身が狭くなるのが、わけあってパソコンの電源を入れっぱなしにしている人ではないだろうか。SETI@homeやdistributed.netなどの分散コンピューティングプロジェクトに参加するためであったり、自宅サーバを立ち上げているためだったり、TVチューナーカードでテレビ録画をするためだったり・・・目的はさまざまながら、パソコン本体の電源をいつもオンにしていたいという人も多いだろう。

 東京電力は今後、テレビCMなどで節電のお願いを強く訴えてくるはず。一人暮らしでない限り、パソコンの電源について家族からいろいろ言われる場面が多くなるのはまず間違いない。家族にいきなり電源をオフにされないよう、パソコンの電源が切りにくいような細工をするか、あるいは素直に「こまめに電源オフ」の運用に切り替えるか、何らかの“対応”は必要になりそうだ。
《RBB TODAY》

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