中部電力がFTTHや無線、CATVを利用した高速インターネット実証実験を開始
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モニタまでのアクセスネットワークは、100Mbpsの高速通信が可能なFTTH、2.4GHz周波数帯を利用する無線、既存のCATV網を高速化して利用するCATVなど3種類の方法が用意された。また、利用者宅内でのインフラには、宅内の電灯配線を利用する電力線搬送、ブルートゥースなどの無線、既存の電話線を利用するDSL、ツイストペア線で端末間を接続するイーサネットなど4種類ある。
同社は、速度別に実現可能なサービスを検証していくという。たとえば、低速のサービスとしては自動検針やホームセキュリティ、高速なサービスでは教育やテレビショッピングなどの高画質ビデオ配信や遠隔医療に期待されているテレビ電話、ライブ放送など、低速と高速の間の中間的な速度ではインターネット電話、静止画・音楽・ゲーム配信などのコンテンツを予定している。
今回の実証実験には、コンテンツ業者、ハードメーカー、中部電力グループ各社など合計49社が参加することになっている。同社は、この実験を通して、光ネットワークや無線などのインフラを活用したe-ビジネスへの進出を図るつもりでいる。