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IIJ、独自のクラウドサービス「IIJ GIO」を発表

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サービス概要:GIOプライベート
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 インターネットイニシアティブ(IIJ)は5日、「IIJ GIO(ジオ)」の名称であらたに展開するクラウドサービスのラインナップを発表した。

 IIJの大容量バックボーンネットワークに直結したデータセンターに、クラウドコンピューティング基盤を構築し、その上で提供するもの。IIJグループでは、2000年よりIaaS(Infrastructure as a Service)の先駆けとして、ネットワークリソースやシステムリソースを必要なときに必要なだけオンデマンドで提供するアウトソーシングサービス「IBPS(Integration & Business Platform Service)」を提供していた。今回、数千台規模のサーバ設備を導入、あらたに構築したクラウド基盤に、IBPSのサービスを融合し、新サービスを開始する。

 第一弾として、プライベート型クラウドサービス(GIOプライベート)を11月より開始し、続いて、パッケージ化された安価なパブリック型クラウドサービス(GIOパブリック)を2010年4月より提供開始する予定。GIOプライベートでは、基本となるサーバリソースを3タイプ(仮想化型・専有型・個別サーバ)から選択でき、OSやミドルウェア、アプリケーション開発環境などのオプションメニューから必要なITリソースを自由に組み合わせて、クラウド環境を構築できる。GIOパブリックでは、パッケージ化されたメニューから必要な機能を選択することで、手軽にクラウド環境を利用可能。価格はいずれも8000円より。

 IIJ GIOでは、仮想化技術を駆使したサービスアーキテクチャにより、システム構成の柔軟性を飛躍的に向上させたという。顧客のシステム要件に応じて、必要な量のサーバリソース(CPU、メモリ、ディスク)を選択してシステムを構成でき、さらにIIJ独自開発の制御機能により、L2(レイヤ2)ネットワーク上で複数台のサーバリソースの自動的な割り当ても行う。OSや仮想化ソフトにはオープンソースソフトウェア(OSS)を採用し、また、リソースの割り当てを制御するプロビジョニングツールや複雑な運用、監視を自動化する管理ツールを自社開発することで、運用・コスト両面での大幅な効率化を実現した。さらに、GIOサービスだけでなく、IIJの各種サービス設備を同じクラウド基盤に集約することによりハードウェア調達コストを抑え、安価な価格設定を可能にした。

 日本電気のサーバ事業部長の福田公彦氏は「NECは、今回のIIJの新クラウドサービス「IIJ GIO」の発表を心から歓迎いたします。この度、IIJにご採用いただきました当社サーバ「Express5800/iモデル」は、省電力・省スペース・運用効率化など、データセンター事業者が抱えるTCO削減という課題に最適にお応えできる製品です。省電力化などの「地球環境への配慮」は、サーバ製品開発の大きなテーマの1つであり、NECは、今後も地球にやさしい先進プラットフォームの開発と提供に取り組んでまいります」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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