【シリーズ・テレビ新時代】リーズナブルに地デジを導入!3波デジタル対応「LinkTheater LT-H90DTV」導入記(Vol.1) | RBB TODAY
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【シリーズ・テレビ新時代】リーズナブルに地デジを導入!3波デジタル対応「LinkTheater LT-H90DTV」導入記(Vol.1)

IT・デジタル テレビ
LinkTheater LT-H90DTV
  • LinkTheater LT-H90DTV
  • 今回接続したバッファローの500GB外付けHDD「HD-HES500U2」
  • 手持ちのアナログテレビ
  • 背面インターフェースに電源ケーブル、AVケーブル、有線LANケーブル、アンテナケーブルを接続
  • 前面のスロットにB-CASカードを挿入
  • 外付けHDDは電源ケーブル下のUSBポートに接続
  • テレビの下に接続したLT-H90DTVと外付けHDDを配置
  • コンパクトサイズなので、テレビの上に設置してもいい
 2011年7月24日にテレビのデジタル化に伴う地上デジタル放送への完全移行が行われるが、今月1日に「地デジ普及率、9月時点で50%に届かず」というニュースがあった。「まだ期日まで時間がある」ということ以外に、景気悪化による影響も少なからずあり、地デジチューナー搭載の薄型テレビ購入に踏み切れない人が多いようだ。

 筆者もそんな地デジ対応に乗り遅れたひとり。自宅のマンションに地デジを受信できるアンテナはあるのだが、前から使っているアナログテレビに壊れる気配はなく、そのまま地デジチューナー搭載テレビを買うに至っていないという状態なのであった。お手頃価格で地上デジタル放送導入の背中を押す製品はないものだろうか? そんな私のような人にオススメなのが、バッファローの3波対応地デジチューナー搭載ビデオプレーヤー「LinkTheater LT-H90DTV」だ。

 同製品は、手持ちのアナログテレビに接続することで地上デジタル放送やBS、CS放送が楽しめるようになる3波対応地デジチューナーを搭載。価格は26,400円で、新しい地デジチューナー搭載テレビを買うよりもリーズナブルに地デジを導入することができる。またUSBポートを搭載し、外付けHDDを接続すれば地デジ番組を録画することも可能。HDDレコーダーとして使えるようになる点も見逃せない。

 そのほかの機能として、USB接続の外付けHDDにビデオカメラのハイビジョン映像を保存したり、ネットワークからNASやPCに保存されたハイビジョン映像の再生が可能。さらに、Blu-ray DiscレコーダーやHDDレコーダーに録画されたテレビ番組も再生できるなど機能は豊富なのだが、今回は地デジ視聴と録画をメインに試してみた。

 接続方法はとても簡単。まず、背面のインターフェースに電源ケーブル、AVケーブル、有線LANケーブル、アンテナケーブルを接続し、前面のカバー内にあるスロットにB-CASカードを挿入。AVケーブルの反対側をテレビにつなぎコンセントを電源にさせば、起動して初期設定が始まる。また、録画番組保存用の外付けHDDはUSBポートに接続。ただし、接続する前にPCでHDDをフォーマットする必要があるので気をつけよう。

 初期設定は、画面の説明に沿って入力していく簡単なもの。テレビ画面のアスペクト比、住んでいる場所と郵便番号を入力した後、自動で受信できるチャンネルをスキャンしてくれる。それが終わるとネットワーク設定を行い、ファームウェアのアップデートが終わると初期設定も終了。再起動後、トップメニューから「テレビ視聴」を選んでデジタル放送が楽しめるようになる。ちなみに、これらの設定はすべてリモコンで操作可能。特に問題がなければ15分程度で終わるはずだ。

 肝心の地デジ番組を視聴してみると、デジタル放送なのだから映像はきっときれいなはずだが、年季の入ったブラウン管テレビではそのきれいさは十分に堪能するには至らず。“ブラウン管”という響きに悔しさを感じる瞬間であった。しかし、アナログ特有のゴーストやノイズはまったくなし。見やすい映像になっただけでも価値はあるといえた。

 次に番組の録画だが、大前提としてファームウェアを最新のものにアップデートしておく必要がある。これにはネットワーク接続が不可欠で、初期設定時にネットワーク接続を行っていない場合は番組録画ができないので注意したい。

 予約録画を行うには、まずトップメニューから「録画機能」を選択。新規予約で録画開始時間などを設定すれば録画の予約ができる。また、番組視聴中にリモコンの録画ボタンを押せば、そこから録画可能。もちろん電子番組表(EPG)からの録画にも対応する。録画した番組を見るには、「録画機能」内の「録画済タイトル一覧」で見たい録画番組を選ぶだけ。録画時間やタイトル、番組内容が表示されるので、見たい番組を見つけやすい。再生中の停止や早送りなどの操作は、一般的なビデオデッキやDVDプレーヤーと同様にリモコンで行える。リモコンの反応に少しもたつく感があるが、致命的ではなく許容範囲というところだ。

 なお、現在録画できるのは地上デジタル放送のみでBSやCSには非対応。録画した番組の編集なども行えない。また、録画番組を保存できるのは本体に直接つないだUSB接続の外付けHDDのみで、NASなどのネットワークHDDには記録できない。さらに再生に関しても、録画番組を保存した外付けHDDを別の「LT-H90DTV」やPCに接続して再生することはできないので気をつけよう。

 そのほか、リモコンのズームボタンを押すことで、映像を拡大して画面の黒い部分をなくすことが可能。画面表示で視聴中の番組内容を見ることもできる。なお、リモコンの電源ボタンを押すと、メイン電源がOFFになりスタンバイ状態になる。スタンバイ状態から電源をONにすると、6〜7秒ほどで地デジ番組を再度視聴可能に。地デジチューナー搭載テレビでも4〜5秒ほどはかかるので、この点は許容範囲といえるだろう。ただし、コンセント自体を抜いて完全に電源を切ってしまうと、再起動までに2分30秒程度かかるので、使用しないときはスタンバイ状態にしておくのがいいだろう。また、長時間使用し続けると、熱くはないまでも“暖かい”ぐらいの熱は出るので、本体の周りにある程度のスペースを確保して放熱するのが得策だ。

 手持ちのアナログテレビで地デジ放送が楽しめるようになる「LinkTheater LT-H90DTV」は、低コストで設定も簡単だから、あれこれ悩んだりすることもなく気軽に使える。さらに、録画も外付けHDDを追加するだけでできるので、HDDレコーダーを買うよりも安くすむ。 “とりあえず”地デジを導入して録画もしたいと考えている人には、一石二鳥な製品といえるだろう。
《近藤》
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