WiFiを足がかりにWiMAXで人口カバー率80%を目指す --平成電電などが共同で参入を表明 | RBB TODAY
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WiFiを足がかりにWiMAXで人口カバー率80%を目指す --平成電電などが共同で参入を表明

ブロードバンド その他
 各社が続々と参入を表明する次世代のモバイルブロードバンドだが、これに加わる事業者が現れた。ドリームテクノロジーズと平成電電は、ジャパンワイヤレスに出資し、WiFiとWiMAXを用いた接続サービスを展開することを発表した。
  •  各社が続々と参入を表明する次世代のモバイルブロードバンドだが、これに加わる事業者が現れた。ドリームテクノロジーズと平成電電は、ジャパンワイヤレスに出資し、WiFiとWiMAXを用いた接続サービスを展開することを発表した。
  •  各社が続々と参入を表明する次世代のモバイルブロードバンドだが、これに加わる事業者が現れた。ドリームテクノロジーズと平成電電は、ジャパンワイヤレスに出資し、WiFiとWiMAXを用いた接続サービスを展開することを発表した。
  •  各社が続々と参入を表明する次世代のモバイルブロードバンドだが、これに加わる事業者が現れた。ドリームテクノロジーズと平成電電は、ジャパンワイヤレスに出資し、WiFiとWiMAXを用いた接続サービスを展開することを発表した。
 各社が続々と参入を表明する次世代のモバイルブロードバンドだが、これに加わる事業者が現れた。ドリームテクノロジーズと平成電電は、ジャパンワイヤレスに出資し、WiFiとWiMAXを用いた接続サービスを展開することを発表した。

 今回、参入を表明した3社では、WiFiによる接続サービスを一気に展開することで、つぎなるWiMAXサービスを有利に展開することをねらっているようだ。

 さらに、WiFiアクセスポイントのバックボーンにWiMAXを採用するなど、2種類のインフラを相互に接続する構成も考えられるという。

 まずは、11月からWiFiによる無線LAN接続サービスを開始する。WiFiは、おもに都市部で展開。高密度にWiFiのアクセスポイントを設置し、高速な接続を提供する。さらに、「MIMO」を採用し、最大108Mbpsで接続できるようになるが、もっとも大きなメリットは到達距離が長いことだ。これまで、WiFiで全国をカバーするためには1,000万か所ものアクセスポイントが必要だとされていたという。「1局10万円と計算すると、合計で1兆円もの設備投資がかかってしまう。しかしMIMOだと、100億円〜300億円でもできる」(佐藤氏)というほどだ。MIMOを採用すると、到達距離が10倍になり、その結果カバーエリア(面積)は100倍になる。そのため、計算上は10万か所のアクセスポイントを設置したら、全国をカバーできることになる。しかし、余裕を考え15万〜20万か所程度の設置を目指すとしている。

 このWiFiのアクセスポイントの設置は、「全国に誰よりも早くアクセスポイントを置く。置いた者が勝つ」(佐藤氏)というほど重要なものと位置づけられている。これを実現させるため、10万もの一般ユーザを募集。アクセスポイントを無料で配布する。ここでは、ユーザが平成電電のブローバンド回線を契約し、アクセスポイントを設置。これにより、アクセスポイントを設置したユーザは、クライアント用のPCカードや無線接続サービスが無料になる。

 WiMAX事業だが、2006年上期に開始する予定。アクセスポイントから数kmの範囲がカバーできるため、高速移動中の通信や、有線インフラの敷設が困難な過疎地などでの提供が計画されている。IEEE 802.16eをベースにMIMOを取り入れた方式を採用するため、「到達距離が3〜4.5km、通信速度は100Mbpsを超える可能性がある」(平成電電 代表取締役の佐藤賢治氏)という。

 こちらはWiFiと異なり、無線局の免許が必要だ。今のところ実験局の免許も取得していないため、まだまだ不透明な状態だが、WiFi事業にて早い時期に広く展開することで免許の取得を有利に進めるというねらいがある。

 この上で、2007年末までには80%の人口カバー率を目指すという目標が明らかにされた。

 しかしエリアが狭いうちは、契約数が伸びず利益が出ない可能性がある。そのため、アドテックスのコンテンツ販売機「デジらく」を設置する。デジらくのインフラには、同社が提供するFiWiやWiMAXを利用。これにより、ユーザが少ない時期でも売り上げが立つインフラになる。また、企業ネットワークの構築も手がける。大都市の企業をおもなターゲットとして、ネットワークの構築を請け負う。この企業内ネットワークにWiFiとWiMAXを使うことで、利益が生まれるのだ。これにより、ユーザが増え安定した通信料金が得られるまでつなぐ計画だ。

●スケジュール
 2005年11月:WiFi(MIMO)を利用した無線LAN接続サービス開始
 2005年末:政令指定都市にエリアを拡大(人口カバー率25%)
 2006年上期:WiMAXを導入
 2007年末:サービスエリアを人口カバー率80%に拡大

●協業する各社の役割
 ジャパンワイヤレス:無線LAN、音声通話サービスの提供/アクセスポイントの設置
 ドリームテクノロジーズ:アクセスポイントと管理ソフトの開発
 平成電電:全国33,000kmの光ファイバーを提供、通信事業のノウハウ
 オープンループ:セキュリティ、暗号化技術
 アドテックス:デジらくの開発
《安達崇徳》
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