30日、連続テレビ小説『ブギウギ』 第83話が放送され、茨田りつ子（菊地凛子）の優しさが垣間見える場面があった。
スズ子（趣里）の『ジャズカルメン』は好評を博しながら順調に公演を重ねていった。そんな中、りつ子が顔を出し、「みっともなかったら舞台から引きずり下ろしてやろうと思って」と、いつものように強い言い方をする。
単なる冷やかしでやって来たのかと思いきや、りつ子は妊娠6ヵ月のスズ子に「大変なのはこれから」「本当の本番は産んでから」と意外なアドバイスをする。さらにりつ子にはすでに10歳の子どもがいるものの、故郷の母に預けていると語る。そして「なぜ預けているか？」と聞くスズ子に「歌いたいからよ」と即答。後ろめたい生き方はしてこなかったが、それだけが唯一の後ろめたさと述べた。
身重のスズ子を心配したのか、不意に訪ねて来る優しさ。そして、自分に与えられた歌を歌うという使命を全うするため、母親としての務めは、しばらく後回しにしている覚悟。
ネットでは「スズ子ちゃんには大きな味方ですね」「さらっと言ってらしたけど、ご苦労もあったんでしょうね」「本当は愛情深いと私は思います」といった声が寄せられている。
31日放送の第84話。スズ子（趣里）の公演が終わって3ヵ月、愛助（水上恒司）はまだ東京に戻れていない。徐々に出産予定日が近づくスズ子。だが、愛助からは良くなりつつあるとの内容のハガキが届くばかり。スズ子は愛助に何かあったのではないかと心配し、山下（近藤芳正）と坂口（黒田有）を問い詰めると…。
