偽造医薬品の根絶へ!スマホで真贋判別可能な電子透かし | RBB TODAY

偽造医薬品の根絶へ!スマホで真贋判別可能な電子透かし

IT・デジタル セキュリティ

真贋判定を行う際は、専用のスマートフォンアプリを使って、パッケージにかざすだけでOK(画像はプレスリリースより)
  • 真贋判定を行う際は、専用のスマートフォンアプリを使って、パッケージにかざすだけでOK(画像はプレスリリースより)
  • 医薬品外装のニス印刷面に、肉眼では視覚できない微細な凹凸を印刷する(画像はプレスリリースより)
  • 印刷技術に頼った偽造防止対策は、特殊な印刷工程が必要になることでコストもかかってしまうが、同技術は、一般的な印刷機械でも対応可能な点も特徴となる(画像はプレスリリースより)
 電通国際情報サービスは、スイスのAlpVision SAと業務提携し、製薬企業が偽造薬対策として採用する不可視デジタル真贋判定ソリューション「Cryptoglyph(クリプトグリフ)」を23日より提供開始したことを発表した。

 近年では偽造医薬品の流通量が増加しており、国内企業でもパッケージへのホログラム印刷や流通経路の監視などの対策が行われいる。しかし完全に排除することは困難で、市場に正規品と偽造品が混在した場合には、正規のメーカーが全ての回収を迫られる可能性も孕んでいる。

 医薬品流通の法整備が進む欧米諸国では、そうした偽造品対策の義務化が進んでおり、国内の製薬メーカーがグローバル展開を行う際には、偽造品対策が大きな課題となっている。

 「Cryptoglyph」は医薬品の外装に肉眼では見えない微細な凹凸を印刷時に施すことで、スマートフォンで真贋を判別することができる。

 すでに海外では大手製薬企業で採用されており、年間百億パッケージ以上の製品を偽造品から保護している。国内での取り扱いは初の事例だ。

 企業や製品単位で透かしのパターンファイルは異なっており、識別するためのスマートフォンアプリとともに企業に提供される。印刷する際には、特殊な工程が不要で、一般的な印刷技術で対応可能。従来の偽造品対策と比べて安価で、真贋識別もスマートフォンで迅速に行える点を特徴としている。

 価格はデモキットが70万円から。初期導入費用は900万円からとなっており、適用箱数に応じた年間利用料が別途必要となる。
《防犯システム取材班/小池明》

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