岩井俊二の映画の架空アプリが、現実でも利用可能に!……『リップヴァンウィンクルの花嫁』 | RBB TODAY
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岩井俊二の映画の架空アプリが、現実でも利用可能に!……『リップヴァンウィンクルの花嫁』

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「Planet」トップ画面
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 テレビや映画のなかで、PC画面やスマホ画面が写される機会は多いが、実際に存在するOS・アプリ・ゲームではなく、権利関係などから、わざわざ制作した“架空の画面”のことがある。場合によっては、本物のインターフェイスより洗練されてみえることも。

 こうした架空のインターフェイス画面・ゲーム画面は、もちろんプロの手によるものだ。海外のデザインアーティストとしては、映画『アイランド』『ミッション・インポッシブル3』『ボーン・アイデンティティ』の劇中に出てくるデジタル画面デザインを手掛けたMark Coleran氏などが有名だ。日本では、携帯機器の画面デザインで定評のある、目崎利幸氏の名前があがる。こういった架空のコンピュータOSの画面、あるいはゲームの画面などを専門に手掛けている映像制作プロダクションもあるようだ。

 現在公開中の岩井俊二監督の最新映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』(出演:黒木華、綾野剛ほか)にも、「Planet」という架空のメッセージアプリが登場している。某チャットアプリにも似た画面で、メッセージのやりとりができるアプリで、物語の中でも重要なアイテムになっている。

 このアプリは本来は架空の存在だったが、今回、映画にも協力したアプリ開発のジールズが「Planet」を公開。期間限定で利用可能となった。アプリの画面デザインやアイコンデザインは岩井俊二監督やスタッフが監修。画面や機能も再現されているという。さらに「グループチャット」機能では、映画にでてきたアカウントが実際に登場し、ユーザーも映画の世界を体験できるという、ファン向けの企画も用意されている。

 なお利用できるのは現在招待者のみで、運営者もしくは、既存ユーザから招待を受ける必要がある。映画の公式Twitterのフォローとハッシュタグをつけた投稿が応募条件となる抽選企画を行っており、当選したユーザーは3名まで友人を「Planet」に誘うことができる。

 すでにユーザーの間では、岩井俊二監督の過去作品、映画や音楽などに関するコミュニケーションが行われているとのこと。また、「リップヴァンウィンクルの花嫁」のシンボルにもなっている「ねこかんむり」の合成写真を撮れるアプリ「ねこかんむり」も公開中。「Planet」ユーザーの一部も「ねこかんむり」で撮影した画像をアイコンとして設定している。
《赤坂薫》
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