新時代の空間利用に不可欠!? ゲストハウスがスマートロックを使う理由とは【特集「近未来!スマートロックの世界」Vol.3】 | RBB TODAY
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新時代の空間利用に不可欠!? ゲストハウスがスマートロックを使う理由とは【特集「近未来!スマートロックの世界」Vol.3】

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玄関ドアにAkerunを配置。外からはタッチで入場できる。写真は、実際に利用している女子大学生
  • 玄関ドアにAkerunを配置。外からはタッチで入場できる。写真は、実際に利用している女子大学生
  • 『ROCK HILLS GARDEN』を運営する渡邉知氏
  • 大きな冷蔵庫とカウンター型のキッチンも用意。料理もできる
  • 男女共用のカプセル型ベッド。このほか、男女別のドミトリーがある
  • 屋上に設置したテントに寝泊まりすることも可能だ
  • 室内のサムターン錠に設置されたAkerun。会員からの評判も良く、トラブル例はまだないとか
  • ビル屋上でもバーべキューなど、各種イベントを開催している
  • 貴重品などは暗証暗号でロックできる貴重品ボックスへ
 スマートフォンをかざしたり、操作することで、手軽に施錠・解錠できるスマートロックには個人利用だけでなく、法人利用でのさまざまな可能性が期待されている。

 例えば、賃貸住宅の内見などでは通常、カギを渡すか、カギを持ったスタッフが同行して部屋を見せる。しかし、スマートロックを取り付けていれば、1日や数時間だけの権利を渡すことで、鍵を渡したり、同行することなく部屋の内見ができる。

 また、もうひとつが多数の人間が出入りする空間での活用だ。例えば小規模のオフィスでは、カギの管理が難しい。スタッフ全員に渡すとセキュリティ上、問題が出ることも多く、とはいえ、1人が代表して預かると、その人物が常にオフィスにいなければならなくなる。

 そんな多くの人間が出入りする空間にいち早くスマートロックを導入したのが、JR川崎駅から徒歩6分に位置するゲストハウス『ROCK HILLS GARDEN』だ。ここは仕事もでき、さらに宿泊・滞在もできるという会員制のレンタルスペース。現在、スタッフ5人と地方在住の会員26人、そして就職活動などで東京に来ている大学生数人が利用しているという。

 「みんなAkerunの権利を渡しているので、勝手に出入りできる状態です」。そう語るのが、『ROCK HILLS GARDEN』を運営するファイヤープレイスの渡邉知氏だ。

 渡邉氏は昨年、ゲストハウスとして『ROCK HILLS GARDEN』を立ち上げるにあたって、最初からスマートロックの導入を決めていたという。そこで当時すでに市販されていた複数のスマートロックを実際にテストして、『Akerun』の導入を決めたそうだ。

「『ROCK HILLS GARDEN』はシェアオフィス、レンタルスペースとして、オフラインでのコミュニティができる空間を作りたいと思って始めました。まずは地方から東京にビジネスで出てきている方を対象に会員を募りました。全員がずっといるわけではなくて、出張のときにここを使ってもらっているという形です。なので、皆さん仕事のスケジュールがあります。ホテルのようにチェックイン、チェックアウトが必要だとどうしても、受付が必要になる。しかし、私もいろいろと動き回っているので常駐するわけにいきませんし、そのためだけに人を雇うわけにいきません。ですので、会員には契約期間使えるAkerunの権利を渡して、自由に出入りしていただいています」(渡邉氏)

 Akerunに決めたのは、会員ひとりひとりきめ細かな権限や期限が設定できるからだという。そして、実際に使ってみて感じたのが「気を遣わない」ことだ。例えば初めて『ROCK HILLS GARDEN』を訪れる利用者は、まず、カギの受け渡しや、受付などについて確認がくるという。しかし、Akerunの権利をメールで渡してあれば実際に会う必要は全くない。気を遣うことなく、自分の好きな時間にくることができるのだ。
《コヤマタカヒロ》
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