雨天時でも曇らない!監視カメラのハウジング用ヒーターウィンドウ | RBB TODAY
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雨天時でも曇らない!監視カメラのハウジング用ヒーターウィンドウ

エンタープライズ セキュリティ
同製品の性能を示すため、ブースでは加湿器を使って蒸気をハウジングに当て、その効果を見せるというデモ展示が行われていた。蒸気による不鮮明さはあるがレンズは曇っていなかった(撮影:防犯システム取材班)
  • 同製品の性能を示すため、ブースでは加湿器を使って蒸気をハウジングに当て、その効果を見せるというデモ展示が行われていた。蒸気による不鮮明さはあるがレンズは曇っていなかった(撮影:防犯システム取材班)
  • 「ITO透明導電膜 ヒーターウィンドウ」本体。ITO膜は従来の酸化スズ膜に比べ固有抵抗が低く、低電圧の駆動に有利。そのため膜を薄くすることができ、透過率を高く保つことができる(撮影:防犯システム取材班)
  • 周辺には水滴が付いていたが、レンズがのぞく肝心の部分には水滴の付着や結露に伴う曇りは発生していないことがわかる(撮影:防犯システム取材班)
  • 「ITO透明導電膜 ヒーターウィンドウ」の説明板。ハウジングでレンズ部分がのぞく窓部分にはめ込んで使用する(撮影:防犯システム取材班)
 東海光学は、東京ビッグサイトで開催された「センサエキスポジャパン2015」にて、監視カメラのハウジング等の窓が曇ることを防止できる「ITO透明導電膜 ヒーターウィンドウ」の展示を行った。

 屋外で使用する監視カメラなどのハウジングは、気温が低い時に窓が結露して曇ることがあり、セキュリティや防災上、支障をきたす可能性がある。同製品はITO透明導電膜をガラス上に成膜し、通電することで発熱させ結露を防ぐというものだ。

 自動車のリアウインドウなどに使用する熱線デフォッガーと似たような仕組みだが、こちらは熱線ではなく、透明導電膜を使用しており、視界を遮らない。

 また、1時間当たり2~3Wと少ない消費電力で使用可能で、カメラ用の電源から給電しても問題はない。さらに反対面へ撥水コーティングや反射防止コーティングを組み合わせることもできるなど、利用シーンに合わせた加工を施すことができる。

 対応電圧は12V、24V、100V。標準基板サイズは直径50-70mmまたは50-70mm四方だが、要望に応じて個別対応も可能とのこと。

 監視カメラやレンズ、ハウンジングメーカーへのBtoB向けの製品となる。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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