【Interop 2015 Vol.34】支社間でのネットワーク確立を省コスト化 | RBB TODAY
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【Interop 2015 Vol.34】支社間でのネットワーク確立を省コスト化

ブロードバンド その他
インストールユーザーを指定
  • インストールユーザーを指定
  • ネットワークの設定を行ったら
  • ボックス端末を現地に発送
  • 現地では受け取った端末にWANとLANを接続
  • 後は、PINコードの入力だけで本社とのネットワークが構築できる
  • Nuage Networksのブース。この展示でエンタープライズ/SMPネットワーキング部門の純グランプリを受賞
 日本アルカテル・ルーセントの社内ベンチャーである「Nuage Networks」は10日、幕張メッセで開催中のInterop Tokyo 2015で、「DCとVPNドメインのシームレスなE2E仮想ネットワーク接続」に関する展示を行った。

 これは本社と支社間のネットワークを構築する際などに、その作業のほとんどをボックス端末が肩代わりするというもの。最初に本社側の管理者がクラウド上でセットアップを行い、接続するデバイスや仮想ネットワークを指定。その際にインストールユーザーを指定すると、登録したメールアドレスにアクティベーション用の通知が送られる。後は、先ほどの担当者へとボックス端末を発送すれば、管理者側の作業は終了だ。

 一方、担当者は受け取ったボックス端末にWANを接続したら、LAN側に管理者からのメールを受信したパソコンを接続。このメールには接続先のコントローラーなどのメタ情報が保存されているため、後はアクティベーション画面を立ち上げ、事前通知されたPINコードを入力するだけ。自動でボックス端末のネットワーク設定がアップデートされ、本社とのリンクが確立される。

 従来は拠点にネットワーク機器を設置する際には、エスアイアーが事前に設定を行い、端末とともにサービスマンを現地に派遣。接続や設定を行った上で、開通を確認する必要があった。しかし、今回のワークフローであれば、現場での作業に専門知識が必要ないため、支店の社員が簡単な操作を行うだけでネットワークを接続できる。

 また、従来は支社別にコントローラーを設置するケースもあり、セキュリティ強度などの設定がバラバラなことも多かった。一方、今回のケースであればコントローラーは本社側にあるので、本社のシステム管理者が設定を容易に統一できる。各拠点からの通信は必ず本社のファイアウォールを通すといったルールも設定できるので、コンフィデレーションの統一を目的にシステム導入することも選択肢として考えられるだろう。
《丸田》
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