iPhone 5s/5c、各社の料金プラン最終まとめ!差別化ポイントは? 2ページ目 | RBB TODAY
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iPhone 5s/5c、各社の料金プラン最終まとめ!差別化ポイントは?

ブロードバンド 回線・サービス
iPhone 5s
  • iPhone 5s
  • 5色のカラーが選べるiPhone 5c
  • ドコモ GALAXY S4から、iPhone 5s(64GB)へ変更する場合
  • au iPhone 5(64GB)から、iPhone 5s(64GB)へ変更する場合
  • ソフトバンク iPhone 5(64GB)から、iPhone 5s(64GB)へ変更する場合
  • その他参考点
■下取りプログラムにも各社で差異が

 その他、今日別の記事で言及しているが、各社で差が見られるのが「下取りプログラム」。ドコモは、他社のiPhoneユーザーがMNPでドコモのiPhoneを購入し、さらにドコモプレミアクラブもしくはドコモビジネスプレミアクラブに加入した場合に下取りの対象となる。下取りはドコモポイントの付与と引き換えとなり、iPhone 5 64GBモデルで20000ポイント(1000ポイント×20ヵ月の分割付与)が付与される。KDDIは、au iPhoneからの機種変更時に下取りが可能で、iPhone 5 64GBモデルの場合、28,000円相当(一括還元)のauポイントが還元される。ソフトバンクは、iPhone 5 64GBモデルの場合、25,000円(1000円×25ヵ月間割引)が通信料より割り引かれる。ここでは割引額でKDDIが頭一つ抜けている印象。下取りの割引が一括還元であり、その場ですぐに使える点も大きい。一括購入を考えている人や、万が一途中で解約することになった場合なども最大限割引の恩恵を受けることができる。

 こうして見てみると、ドコモは端末の実質負担額の部分で機種変更、MNPなどに差を設けず、思い切った価格を出してきたと感じる。但し、「au スマートバリュー」のような固定セット割、を考えた場合、その差は相殺されるだろう。また一括支払いの場合、はドコモの端末価格が最も高くなってしまう。MNP・新規契約の場合は端末の実質負担額にさほど差がないため、KDDI・ソフトバンクが有利に見える。さらにKDDIは下取りプログラムなどで他社に比べてアドバンテージを持っている。

 参考までに、ドコモXi端末ユーザー、au iPhone 5(64GB)ユーザー、ソフトバンクiPhone 5(64GB)ユーザー、それぞれの立場から、iPhone 5sの64GBモデルに買い替えた場合の料金シミュレーションを表にしてみた。端末の実質負担額に関してはほぼ横並びで、基本使用料の割引や固定セット割の利用有無、下取りキャンペーンなどで差が出ている印象。

 料金面以外では、キャリアメールに関してドコモのSPモードメールが10月1日まで使えないといった差異もある。端末の修理補償については、KDDIがauスマートパス(月額390円)加入で最大15,600円分を負担するサービスを実施している。ネットワークについてはRBB TODAYでも何度か言及してきたが、800MHzのプラチナバンド帯LTEに対応したKDDIが今のところ一歩リードしている。KDDIは13日に開いた記者会見でもこの点を強調。現時点での実人口カバー率を97%であると発表し、さらに2014年3月末には99%を目指すと宣言。この2%は面積比にすると約1.5倍。エリアカバー面でかなり大きな影響があるとのことだ。ドコモは同じく800MHz帯のLTEを利用しているが、LTEに使用している帯域幅が5MHz幅と小さく、基地局数も出遅れている。現状3Gで利用している1.7GHz帯をLTE利用へ早急にシフトできるかがポイントとなる。ソフトバンクについては、こちらもプラチナバンドである900MHz帯をいかに早くLTEで利用できるかが重要だろう。

 今回からドコモが参入したことに加えて、「5s」と「5c」の2モデルが発売されるため、さらに複雑になったiPhoneの料金体系。今後も追加で新しいキャンペーン等が発表される可能性もあるだろう。「5c」は事前の予約受付を実施したが、「5s」については初回販売分に関しては明日店頭に行ってみるしかない。3キャリア三つ巴のiPhone対決。最初の山場となる明日、ユーザーはどこに流れるのだろうか。
《白石 雄太》
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