米PathのCEOであるデイブ・モリン氏は8日(現地時間)、iPhoneの連絡先データを無断でアップロードしていた問題で、公式ブログにて謝罪した。 Pathは急速にユーザー数を増やしているソーシャルネットワークだが、iOS版のPathアプリがユーザーに無断で連絡先のデータを自社のサーバーにアップロードしていることが発覚し、非難の声が起きていた。 これまでモリン氏は、アップロードがユーザーの利便性向上のためであること、ユーザーがメールで申し出ればデータを削除することを表明していた。しかし、明確な謝罪はしていなかった。 謝罪は8日に更新された公式ブログによるもの。「We are sorry.」というタイトルのモリン氏の投稿は「我々はミスを犯した」という文面で始まり、今回の件について全面的に謝罪。さらに、これまでアップロードしたデータを全て削除したとしている。 また、iOS版のアプリがバージョンアップし、連絡先のアップロードについて、事前にユーザーに了承を求めるかたちに改められた。了承した場合、連絡先データにある人が新たにPathに参加すると、すぐに知らせて貰える利点がある。 モリン氏は、アップロードしたデータはこうしたユーザーの便宜のためだけに使用し、また、データは暗号化されファイアウォールで守られたサーバーに保管されるため安全だとしている。