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Apple非公表の改善ポイントも?……新型MacBook Proの分解レポートが公開

IT・デジタル ノートPC
iFixitは、24日発表の新型MacBook Proの分解レポートを発表
  • iFixitは、24日発表の新型MacBook Proの分解レポートを発表
  • Sandy Bridge搭載の新型MacBook Pro
  • インターフェース周辺
  • 閉じた筐体の俯瞰図
  • 「Thunderbolt」の転送イメージ
  • 「Thunderbolt」のポート拡大図
 新端末の分解レポートで有名なiFixitだが、早速24日に発表された新型「MacBook Pro」を分解し、その模様をレポートしている。今回のレポートの対象は、クアッドコアのCore i7を搭載した15.4型「MacBook Pro」。

 まず底のパネルを開きバッテリーを確認したところ、容量は77.5ワットアワーで前モデルと同じだったものの、アップルが発表しているスペックでは、前モデルの8~9時間から7時間に減っており、iFixitでは「パフォーマンス自体が落ちたのか、アップルが控えめな数字を公表しているのかは、定かではない」としている。またバッテリーはへら状の分離ツールであるSpudgerを用いることで、PCから取り外すことなく電流を遮断することが可能となっており、修理の際は必ず電流を遮断することを考慮すると都合の良いデザインとなっている。

 またアップルは無線LANの性能向上について特にアナウンスはしていないものの、分解の結果、搭載されている無線LANカードのアンテナの本数が従来の3本から4本に増えており、同社は「アップルが公にしなかった改善ポイントかもしれない」としている。続いてはんだ付けされた電磁波シールドを取り外すと、2.4GHz帯と5GHz帯にて、データ送信・受信を行うブロードコム社製の無線コントローラ「BCM4331」が搭載されており、iFixitは、「データストリームとアンテナの数が増えた結果、より高速で広範囲な無線LANエリアをカバーできるようになっている」とコメント。

 昨年4月に発売されたCore i5搭載の15.4型「MacBook Pro」には、CPUとGPU冷却用の大型ヒートシンクが1基のみ搭載されていたが、今回のモデルでは、メインの大型ヒートシンクのほかに小型ヒートシンクが2基搭載されている。ただしCPU・GPU上に大量のサーマルペーストが塗布されており、同社は、このスペックで過剰な発熱が起こるかどうかは、今後利用していくうちに明らかになるだろうとしている。

 同社は、底パネルの取り外しやすさや、バッテリーコネクターへのアクセスのしやすさなどを評価し、この「MacBook Pro」の修理のしやすさ(リペアビリティ)を、10点満点中7点だとしている。
《RBB TODAY》
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