グーグルは25日、Google検索の表示結果において、ハッキングされている可能性があるサイトについては、警告メッセージを表示する機能を追加した。 ハッキングされている可能性があるサイトの場合、「このサイトは危険にさらされている可能性があります。」というリンクが付記される。従来Google検索では、マルウェアなどあきらかに不正なプログラムが組み込まれているサイトに対しては「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」というメッセージが表示されていた。 今回の対応により、不正なソフトウェアが検出されなくても、フィッシングやSEOスパムに利用されているサイトに対しては、「このサイトは危険にさらされている可能性があります」と警告が表示される。これにより“第三者によるスパム誘導”といったアクセスを回避するのに役立つとのこと。問題が解消された場合、警告メッセージは通常数日以内に検索結果から自動的に消去される。また警告メッセージを早く消去したい場合、管理者はサイトの再審査を依頼することも可能。 「このサイトは危険にさらされている可能性があります。」というリンクをクリックすると、ヘルプ記事「不正または関連性のない検索結果: 検索結果に『このサイトは危険にさらされている可能性があります』と表示された場合」が表示される。通常通りにウェブサイトを表示したい時は、検索結果のリンクをクリックすればそのサイトにアクセス可能。