偽ウイルス対策ソフト、10日で400万台が感染、年間売上は150億円超 ~ マカフィー、最新動向レポート
ユーザーに偽のウイルス対策やスパイウェア対策ソフトの購入を迫る「スケアウェア」は、不正な検索エンジン最適化をはじめとする、さまざまなソーシャルエンジニアリングによってダウンロードされることが判明しており、感染被害は現在も拡大している。一般的には、トロイの木馬の一種に分類されるもので、偽の警告でユーザーを騙すマルウェアのことをさす。このようなマルウェアは数多く確認されており、3月1日から10日だけで、4万5000件もの偽セキュリティソフトウェアが、マカフィーの集めたマルウェアのなかに発見された。McAfee Labsでは偽セキュリティソフトウェア製品3000点以上を集め、リスト化を実施。その多くは、非常に短命(数週間~数か月程度)で終わったが、なかには2004年に作成されて、今なおwebで入手可能なものもあるという。初登場年ごとにみても、その数は増加しており、2010年は最初の2か月だけで、100件を超えている。
偽セキュリティソフトウェアの多くは、名前だけを変えただけのもので、正体は同じものが大半とのこと。偽セキュリティソフトウェアの製造会社は、Webサイトを制作して、同じ悪質な製品を何度も何度も繰り返し名前を変えては販売している。こういった偽セキュリティソフトウェア会社の数は限られており、おそらく、30社から50社の間と推定されている。彼らはいくつも子会社を作っているが、なかには、公然と営業活動(偽ソフトのアフィリエイト)を行っている会社もあったという。売上を増やすため、偽セキュリティソフトウェア会社はアフィリエイトを集めて、売価の75%にも達するコミッション料を約束している場合もあった。
以前、McAfee Labsが6か月にわたって有名な某偽セキュリティソフトウェア会社の製品サーバをモニターしたとき、たった10日で、400万回以上のダウンロードがあった(これは400万台以上のマシンがスケアウェアに感染したことを意味する)。このデータは1社あたりのデータであり、なかには1日に複数回ダウンロードした人もいると予想される。また11か月間で、同じ偽セキュリティソフトウェア会社に対する注文件数は、450万件以上に上ったという。このデータを使用して推算すると、この会社の年間売上額は1億8000万米ドル(約154億円)を超えることになる。
注目ニュース
米マカフィーは19日、「サイバー空間でもっとも検索リスクの高い有名人2010」を発表した。キャメロン・ディアスが、ジェシカ・ビールに代わって、米国のWeb検索でもっとも危険な有名人となった。
エフセキュアは17日、「Android Market」で新たな悪意あるアプリケーションが発見されたとして注意喚起情報を公開した。
ソースネクストは4日、「パソコンのウイルス対策」に関するアンケート調査の結果を公表した。7月23日~26日の期間、日常的にパソコンを使用している20代~60代の男女1000名を対象に実施されたもの。...
情報処理推進機構(IPA)は5日、2010年7月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況、および今月の呼びかけをまとめた文書を公開した。
特集
- ├2011年下半期の標的型攻撃、35%が政府関係機関を狙う--東京SOCレポート(日本IBM)
- ├オンラインストレージ大手のMegauploadがサービス停止、著作権侵害でFBIが捜査
- └総務省、P2Pファイル共有ソフトによるコンテンツ不正流通を抑止する実験を開始
- ├IPAと経産省など、「情報セキュリティ啓発活動」を実施……2月は「情報セキュリティ月間」
- ├スマートフォン向け総合モバイルセキュリティアプリケーションの最新版(マカフィー)
- └Android OSを狙うマルウェアが過去最高の水準--2011年ウイルス検知データ(マカフィー)
- ├消費者庁、ネット消費者取引の景品表示法上の問題点をとりまとめ
- ├Amazonアソシエイト、Facebookやブログとの連動を開始……紹介記事の作成がより手軽に
- └国内アフィリエイト市場、2010年度に1千億円を突破…矢野経済研調べ
- ├BBソフトサービス、オンライン詐欺対策「Internet SagiWall for Android 1年版」など発売
- ├クリエイティブ、ポータブルオーディオプレイヤーにウイルス混入
- └調査用サーバの設置によりボットネットを検出する簡易検診サービス(大塚商会)

















![一向に減らない「ワンクリ詐欺」の現状をおさらい ~ 7月のウイルス・不正アクセス状況[IPA]](/imgs/list/109643.jpg)







