NICT、「平城遷都1300年祭」で4K超高精細映像を伝送 ~ ネット衛星「きずな」を活用
「大極殿」は天皇の即位、元旦の朝賀など国家的儀式のときに天皇が出御する建物のこと。奈良時代の前半には、朱雀門を入った正面のところに、朝堂院の建物が二棟ずつ左右対称に配置され、その奥に「大極殿」が位置してた。2001年度から、平城宮の中核をなす第一次大極殿の復原工事が行われており、今年は710年の平城京遷都から1300年目にあたる。
7月下旬に開催されるNICT本部(小金井、24日)および鹿島宇宙技術センター(31日)の施設一般公開にて、奈良県平城宮跡から復原された「大極殿」等の映像を、4K超高精細映像(水平3,840×垂直2,160画素、ハイビジョンの4倍の超高精細映像)でライブ伝送中継し、来訪者に観覧してもらうというもの。なお、24日午後1時頃から、大極殿前庭において、冬に氷室に保存された氷の献氷式が古式ゆかしく行われる予定となっている。
NICT新世代ワイヤレス研究センターは、超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)の研究開発プロジェクト、けいはんな研究所ユニバーサルメディア研究センターは、高臨場感コミュニケーション技術の確立を目指しており、その一環として、超高精細/3D映像伝送技術「マルチチャンネル映像伝送技術」の研究開発に取り組んでいる。これらの連携による超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)を用いた超高精細映像伝送に関する技術実証実験は、鹿島宇宙技術センター等で7月初旬に実施され、すでに成功している。特に、衛星通信を指向した「UDPパケット最適制御方式」を開発。これにより、低遅延伝送(衛星による遅延を含めて1秒程度)を実現し、かつパケット損失(伝送損失)をほぼゼロにする実証実験に成功したという。今回の実証実験は、それを活用したものとなる。
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