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日立とKDDI、携帯電話にUHF帯RFIDリーダ/ライタを搭載した「ユビキタス端末」技術を共同開発

2010年7月12日(月) 13時43分
ユビキタス端末試作機の構成の画像
ユビキタス端末試作機の構成
ユビキタス端末の利用イメージの画像
ユビキタス端末の利用イメージ
 日立製作所とKDDIは12日、携帯電話に超小型・低消費電力のUHF帯RFIDリーダ/ライタを搭載した「ユビキタス端末技術」を共同開発したことを発表した。この開発は、2008年度から進めている総務省の委託研究「ユビキタス端末技術の研究開発」プロジェクトの成果となっている。

 RFIDタグやセンサネットワーク技術に代表されるユビキタスネットワーク技術は、製造管理や物流管理などの現場で活用されるとともに、今後、観光地での情報提供などの個人利用を含めた適用分野の拡大が見込まれている。日立とKDDIは、このような背景のもと、総務省からの委託を受けて、KDDIの法人向け携帯電話「E05SH」に、日立が技術開発した超小型・低消費電力のUHF帯RFIDリーダ/ライタを搭載する「ユビキタス端末」の研究開発に取り組んでいた。

 今回、日立は、これまで携帯電話へ実装する上での課題であったRFIDリーダ/ライタの小型化と消費電力の低減を実現する、専用ICチップとアンテナ内蔵モジュールの技術を開発。通信距離が数cmのパッシブ型と通信距離が十数mのアクティブ型の双方に対応でき、両方式を連携させたサービスを可能とするとともに、パッシブ型は国際標準規格「ISO/IEC18000-6 TypeC」に準拠し、国内外を含めた幅広い地域での利用を実現した。

 KDDIは、法人向け携帯電話「E05SH」をベースに、RFIDリーダ/ライタ機能を実装するための携帯電話ソフトウェアの機能拡張やRFIDタグの読み書きを制御するミドルウェアを開発。また、観光やショッピングなどでさまざまな情報に簡単にアクセスできるなど、利便性の高いアプリケーションを開発した。

 このユビキタス端末を活用することで、建物や道路設備などの屋外設備の機器管理や保守業務、店舗内での商品棚卸業務といった分野に加え、子供や高齢者などの位置情報を確認する見守りや観光地での情報取得などの個人利用まで、利用用途が広がる見込みだ。
《冨岡晶》
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