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NEC、次世代NW基盤技術「プログラマブルフロースイッチ」の実証実験に成功

エンタープライズ その他
GENI Engineering Conference 3rdにおけるライブデモンストレーション構成
  • GENI Engineering Conference 3rdにおけるライブデモンストレーション構成
  • プログラマブルフロースイッチを用いた新世代ネットワークアーキテクチャ
 日本電気は29日、次世代ネットワークに向けたさまざまな研究活動のための基盤技術「プログラマブルフロースイッチ」について、JGN2plus、TransPAC2、Internet2などの国内外の学術研究用ネットワークを用いた実証実験に成功したと発表した。

 プログラマブルフロースイッチは、従来はネットワーク機器内に一体化されていたパケットスイッチと制御機能を分離し、制御サーバにネットワークやコンピュータ、ストレージの統合制御ミドルウエアを実装することにより、既存のインフラの制約を受けることなく制御ミドルウエアを自由に作成・適用できるというもの。

 プログラマブルフロースイッチと制御サーバ間の通信を行うインタフェースとして、オープン規格のOpenFlow技術を採用するほか、1台のスイッチ内に複数のプログラマブルフロースイッチや既存ネットワーク機器を仮想的に構築できる仮想スイッチ機能により、新世代ネットワーク向けの複数の異なるサービスを並存できる。また、ソフトウエアによるインテリジェンスとハードウエアによる高速性を両立するアーキテクチャを採用することで、プログラマビリティを損なわずに高速化と低消費電力を両立し、すべてをソフトウェアで処理していた従来技術と比較して処理能力を100倍以上に向上させている。

 今回行われた実証実験では、ネットワーク制御実験として、広域ネットワーク環境におけるダイナミックなネットワーク回線制御、経路制御切り替えに成功し、さらには、IT/NW連携実験として、米国スタンフォード大学に設置した制御サーバから大手町ネットワーク研究統括センターに設置した制御サーバへ停止することなくサービスを長距離移動させることに成功した。
《富永ジュン》
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