大分県のCATV4社、地域ISPの受け皿として新ISP「Oit-net」を設立し共同で運営 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

大分県のCATV4社、地域ISPの受け皿として新ISP「Oit-net」を設立し共同で運営

ブロードバンド その他
 大分県のCATV事業者4社(大分ケーブルテレコム、CTBメディア、ケーブルテレビ佐伯、KCVコミュニケーションズ)は、新ISP「Oit-net(おおいたねっと)」を設立し、県内でサービスを提供していた2つのISPの会員を移管の上、共同で運営に当たっていくと発表した。サービス開始は11月1日から。

 会員移管の対象となるISPは、Oitaweb(富士通大分ソフトウェアラボラトリ提供、会員数4,000人)とOEC-Net(オーイーシー提供、会員数3,000人)の2つ。両ISPは10月31日をもってサービス提供を終了し、旧会員は任意でOit-netのサービスに移行することになる。なおOit-netの実質的な事業主は大分ケーブルであるが、エリアが県内全域にわたるためメンテナンス・サポートは4社共同体制で行うとしている。

 Oit-netのサービス内容であるが、個人向けではダイアルアップの「パーソナルプラン」と、大分県エリアでフレッツ・ADSLに対応する「ADSLプラン」の2つが用意されており、利用料はそれぞれ1,300円/月(または13,000円/年)、1,600円/月(または16,000円)となっている。また別途法人向けとして「ビジネスプラン」も提供される。

 ここ1、2年の急速なブロードバンド化の波は、特に体力の弱い中小プロバイダの採算性を悪化させているが、地域ISPの受け皿づくりに地元CATV事業者のイニシアチブが発揮された今回のケースは、今後も予想されるISP再編の1モデルとなるかもしれない。
《RBB TODAY》
【注目の記事】[PR]

特集

page top