
物流の現場から経営・戦略までを支援し、社会を支える物流の持続的な進化を目指すアセンド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:日下 瑞貴、以下「当社」)は、物流の「2030年問題」に最前線で向き合うキーパーソンを迎え、課題の構造や変革への想いを本音で語り合う対談形式のYouTube番組「アセンド食堂ラジオ」を開設しました。第1回のゲストには元キユーピー株式会社 上席執行役員の藤田正美氏をお迎えし、前編・後編を公開しています。「アセンド食堂ラジオ」は今後、隔週で1本ずつ公開し、物流・サプライチェーンの変革をけん引する業界のキーパーソンを順次お迎えします。
「アセンド食堂ラジオ」開設の背景と番組概要
2030年度には最大で約25%、およそ4分の1の荷物が運べなくなる可能性があるとの試算(※1)が示されている物流業界。2024年4月にトラックドライバーの時間外労働の上限規制が始まったことに加え、こうした「2030年問題」への対策として改正物流効率化法が施行され、一定規模以上の荷主企業には物流統括管理者(CLO)の選任が義務づけられるなど、物流業界はいま大きな変化の只中にあります。物流をめぐる議論が広がる一方で、関心は言葉の定義や制度の解釈に集まりがちで、「実際に誰が、どのように判断し、商慣行を変えてきたのか(変えようとしているのか)」という当事者の経験が共有される機会は多くありませんでした。
2030年に向けて残された時間が限られるなか、課題を解決するには、まず問題の所在と、それを生んできた構造的な要因を理解することが欠かせません。そのうえで、この課題にいち早く向き合ってきた業界のキーパーソンたちが、どのような想いで、どのような取り組みを進めてきたのかを知ることが、次の一歩を踏み出す手がかりになると当社は考えています。「アセンド食堂ラジオ」は、こうした知見と想いを業界内外に広く届けることを目的に開設しました。
番組のコンセプトは「ごはんができるまで、物流のことを本音で話そう」。番組名の「アセンド食堂」は、社員が調理した夕食を社員で囲む、当社が創業以来続けている取り組みです。番組の収録時にはゲストにちなんだメニューを用意し、料理ができあがるまでのあいだ、ホストを務める当社代表取締役社長の日下がゲストにじっくりお話を伺います。各回は前編・後編の2本立てで公開します。
※1 2030年度に向けた総合物流施策大綱に関する検討会「提言案」(国土交通省)https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/content/001984794.pdf
第1回の内容
第1回は、キユーピー株式会社で約30年にわたり物流部門に携わり、荷主の立場から商慣行の見直しを訴え続けてきた藤田正美氏をお迎えしました。ゲストプロフィール

藤田 正美(ふじた まさみ)
Fujita Office 代表/元キユーピー株式会社 上席執行役員1979年キユーピー株式会社入社。2006年物流管理室長、2012年執行役員ロジスティクス推進室長、2013年執行役員ロジスティクス本部長等を歴任。2020年上席執行役員としてロジスティクスおよびIT・業務改革推進を担当。社内のロジスティクス改革と全体最適の推進に取り組むとともに、加工食品物流の商慣行見直しや企業間連携を実践。政府物流関連会議にも実務家として参画。2024年退職後、Fujita Officeを設立し、現在は物流業界への貢献に向け活動中。
動画の概要
前編 https://youtu.be/Ttau-u5yGWg
- 物流危機は誰の問題か:荷主・物流事業者・着荷主・行政・消費者の「みんな」が関わって生まれた問題であり、「物流危機というよりも、供給構造の危機」と捉えるべきだと指摘
- 構造を読む:高度経済成長期、バブル景気に続く「3度目の物流危機」が過去と性質の異なる理由を、30年の時間軸でひもとく
- 判断を引き取る:東日本大震災の際に実施したリードタイム延長を「元に戻さず続けよう」と社内外に働きかけた経験と、その後の製・配・販連携への参画
後編 https://youtu.be/KZRipWUJKaA
- 2018年、翌々日納品への決断:夏の繁忙期を前に、関東から一部東北までを対象とした翌々日納品の実施を決断。「判断を引き取る」とは、失敗した結果の責任まで引き受けることだと語る
- 物流を何で評価するか:売上高物流費率という指標を否定するのではなく、「その数字だけで物流を判断すること」が問題だと指摘
- CLOと物流リーダーの役割:肩書きではなく、「構造を読み、判断を引き取り、未来を設計する」という中身にこそ力を注ぐべきだと提言
今後の配信予定
「アセンド食堂ラジオ」は今後、隔週で1本ずつ公開し、物流・サプライチェーンの変革をけん引する業界のキーパーソンを順次お迎えします。第2回には、元味の素株式会社 上席理事 物流企画部長で、現在は公益財団法人流通経済研究所 特任研究員を務める堀尾仁氏にご登場いただきます。物流未経験のまま物流企画部長に就任し、競合する食品メーカー6社による共同物流会社F-LINEの設立や、大手卸とのリードタイム延長の実現など、業界の商慣行を変えてきた10年の歩みを伺います。
第3回以降も、物流業界を代表するゲストの出演を予定しています。
当社について
「物流の真価を開き、あらゆる産業を支える」をミッションに掲げ、2020年3月に創業。「運送事業者の理想の経営を実現する」ことを志向し、経営強化に繋がる配車計画・原価管理を実現する「ロジックス」を提供。あわせて、国土交通省をはじめとする関連省庁による物流業界の実態調査・分析事業も担い、マクロの政策提言と現場への草の根支援の双方を推進。
2026年からは、サプライチェーン最適化に向けた戦略設計と物流手配を包括的に受託する「4PL事業」を展開し、複数事業展開で構造的な課題を抱える物流産業の変革を目指す。
代表取締役の日下瑞貴は、3PL協会「人財開発委員会」副委員長、JILS「ロジスティクスイノベーション推進委員会」委員、「ロジスティクス経営指標調査」専門家委員、運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)理事、全日本トラック協会DX講座講師を務め、業界の啓発・発展に尽力。
2025年11月にはシリーズBラウンドで11億円の資金調達を実施し、累計調達額は18億円に達する。
会社情報
本社所在地:東京都新宿区市谷砂土原町2-7-19 田中保全ビル3階代表者:代表取締役社長 日下瑞貴
設立:2020年3月
資本金:14億2,389万円(資本準備金等含む)
社員数:52名 ※2026年8月時点
事業内容:配車・収支分析システム「ロジックス」開発・提供、物流コンサルティングサービス、4PL
会社HP:https://www.ascendlogi.co.jp/
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