ベネッセとneoAI、生成AIを活用した校正AIを実用化 ~膨大な校正ルールとベテランの知見を生かし、高精度な校正基盤を構築~ - PR TIMES|RBB TODAY
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ベネッセとneoAI、生成AIを活用した校正AIを実用化 ~膨大な校正ルールとベテランの知見を生かし、高精度な校正基盤を構築~





株式会社neoAI(本社:東京都港区、代表取締役CEO:千葉駿介、以下「neoAI」)は、株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:岩瀬大輔、以下「ベネッセ」)向けに、生成AIを活用した校正AIを開発しました。

本校正AIは、法人向けAIエージェントプラットフォーム「neoAI Chat」をベースに、ベネッセの校正業務に特化したAIアシスタントを構築するとともに、業務要件に合わせた機能のカスタマイズ開発を行ったものです。

ベネッセが蓄積してきた膨大かつ複雑な校正ルールや業務知識を参照し、PDFや画像形式の校正物を多角的にチェックします。誤字脱字や表記揺れに加え、締切日・受講費・契約条件の整合性など、従来のルールベースの校正では検出が難しかった、文脈や業務知識に依存する誤りについても、理由とともに指摘します。

さらに、事業部や商材ごとに異なる校正ルールを現場で更新し、次回以降の校正に反映できる仕組みも開発しました。これにより、大量の校正物を効率的に確認しながら、担当者が指摘の妥当性や修正方針の判断に集中できる校正基盤を実現しました。





開発背景
ベネッセでは、教材や各種サービスに関する広告物など、多岐にわたる制作物の校正業務を行っています。制作物の校正では、一般的な誤字脱字や表記揺れだけでなく、締切日・受講費・契約条件といった、事業部や商材固有のルールに基づく確認も求められます。

従来のルールベースの校正は、辞書やパターンに一致する明確な誤字脱字・禁則の検出を得意とする一方で、事前に登録されていない表現や、文章の意味・文脈を踏まえた確認には限界がありました。

また、校正業務は、ベテラン校正者の経験や知識に支えられている部分も多くあります。こうした知見を組織的に蓄積・活用しながら、大量の制作物を効率的かつ高い品質で校正できる仕組みが求められていました。

校正AIの開発 ― ベネッセ固有の業務プロセスに適合した校正基盤を実現
neoAIは「neoAI Chat」をベースに、ベネッセが保有する校正ルールや業務知識を組み込んだ、校正業務特化型のAIアシスタントを構築しました。あわせて、PDF・画像形式の校正物の解析、指摘理由の提示、現場でのルール更新など、ベネッセの業務要件に即した機能をカスタマイズ開発しています。

これにより、汎用的な生成AIの導入にとどまらず、ベネッセ固有の校正ルールや業務プロセスに適合し、現場で継続的に改善できる校正基盤を実現しました。
校正AIは、広告物などの校正物と、ベネッセが保有する校正ルールを照合し、確認が必要な箇所を抽出します。

業務担当者は、校正物の種類や目的に応じて、以下の3つのモードを使い分けることができます。

・ 単純校正:誤字脱字、表記揺れ、送り仮名、禁則などを確認
・ つきあわせ校正:社内ルールや商品・サービス固有の情報と原稿を照合
・ 漢字校正:漢字の表記や使い方を確認

生成AIによる指摘結果は、該当箇所、正しい表現、指摘理由をセットで提示します。結果はチャット画面上で確認できるほか、Excel形式で一括出力できるため、確認から記録、関係者への共有までを一気通貫で行えます。

校正AIの3つの特長
1.複雑な校正ルールとベテランの知見を、AIが活用できる形に整理
ベネッセが蓄積してきた校正ルールや、ベテラン校正者の経験に基づく判断基準を、生成AIが参照できる校正ルールマスタとして整理しました。

一般的な誤字脱字や表記揺れだけでなく、教材名、価格、所要時間、日付、注釈、数値の整合性など、事業部や商材ごとに異なる固有のルールも確認できます。属人的になりやすい知見を再利用できる形にすることで、校正品質の安定化と知識継承を支援します。

2.文脈を踏まえた指摘と、判断しやすい結果表示
生成AIが文章の意味や文脈を読み取り、辞書やパターンへの一致だけでは検出しにくい誤りを指摘します。

指摘結果は、校正物内の該当箇所、正しい表現、指摘理由をセットで提示します。さらに、指摘箇所を示した画像と指摘一覧をチャット画面やExcelで確認できるため、担当者は情報を一から調査するのではなく、指摘の妥当性判断に集中できます。

3.現場でルールを更新し、継続的に校正精度を高められる運用設計
事業部や商材ごとに異なる校正ルールは、Excel形式のファイルで管理します。担当者がルールを追記・修正し、画面からアップロードすることで、AIが参照するルールに反映されます。

システムの変更を伴わず、現場主導でルールを更新できるため、新しい教材やサービス、価格改定、校正基準の変更にも柔軟に対応できます。運用を重ねる中でルールを継続的に蓄積し、次回以降の校正に生かせる仕組みです。




精度向上に向けた取り組み
本プロジェクトでは、真に指摘すべき箇所をAIが正しく指摘できた割合である「検出率」を主な評価指標としました。

検出漏れを防ぐためにAIの検出範囲を広げる一方で、誤りではない箇所への不要な指摘である「過検知」を、検出率を下げない範囲で削減しています。
具体的には、以下のサイクルを継続しています。

- 最終的に人が指摘すべき箇所を漏れなくカバーできるよう、検出率を高める
- 明らかに誤りではない指摘を、プロンプトの調整によって削減する
- AIが指摘として残すべき基準を、実際の校正結果をもとにすり合わせる


AIが幅広く指摘候補を抽出し、最終的な採用可否を人が判断する設計とすることで、見落としを抑えながら、高精度かつ効率的な校正を目指しています。




今後の展望
今後も、実際の校正業務を通じて得られるフィードバックをもとに、検出率の向上と過検知の削減を進めます。

また、現場が校正ルールを継続的に更新できる運用を定着させ、事業部や商材ごとのルールに柔軟に対応しながら、より幅広い制作物への活用を目指します。

neoAIは今後も、生成AIの研究開発力と企業ごとの業務に即した実装力を生かし、専門性の高い業務における知識活用、品質向上、生産性向上を支援してまいります。

インタビューについて
本プレスリリースに伴って、ベネッセ様とのインタビュー記事を公開させていただいております。

インタビュー記事はこちら

株式会社ベネッセコーポレーション 概要
「Benesse=よく生きる」という企業理念のもと、「こどもちゃれんじ」「進研ゼミ」などの通信教育や模擬試験、学校向けサービスを提供。妊娠期を含む保護者、幼児から社会人まで、一人ひとりの成長を生涯にわたって支援する教育関連事業を展開しています。

株式会社neoAI 概要
・ 社名:株式会社neoAI
・ 代表者:代表取締役CEO 千葉 駿介
・ 設立:2022年8月
・ 所在地:東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル
・ 事業内容:生成 AI に特化したソリューションを開発・提供。AI エージェントプラットフォーム「neoAI Chat」「neoAI Work」による「知能基盤」の提供と、カスタム AI 構築による「知能実装」を通じ、生成 AI・AI エージェントの社会実装を推進
・ コーポレートサイト:https://neoai.jp/

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