
ZaPASS JAPAN 株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:足立愛樹、以下「ZaPASS」)は、運営するコーチングスクールサービス「ZaPASSコーチングアカデミー」の修了生を対象に「受講者実態調査」を実施し、40名から回答を得ました。本調査により、受講前の期待と修了後の実感に72.5%の修了生がギャップを感じていることが明らかになりました。
【調査結果 概要】
■学びの期待と実感が一致したのは11名(27.5%)。7割超は、期待していなかった領域の変化を挙げた。■期待1位は「コーチング技術の習得」で26名(65.0%)、しかし最も変わった領域としての技術は8名(20.0%)と約3分の1に。
■修了後に挙がった「AIに代替できない力」の1位は「その人らしさを信じ抜く力」27名(67.5%)
■34名(85.0%)が修了後も「変化はさらに深まっている」と回答
【調査結果 詳細】
■学びの「期待」と「実感」、一致したのは27.5%企業のリスキリング投資は、AI活用スキルやデータ分析、資格取得など「習得したことを測定できるスキル」に向かう傾向があります。人的資本経営の開示においても、研修時間など定量指標が中心に据えられやすいのが実情です。
では、実際に時間をかけてコーチングを学んだ人は、何を得たと感じているのか。
本調査では、受講申込時に最も期待していたことと、受講後に最も大きく変わったと感じる領域について、分析を行いました。
その結果、両者が一致したのは11名(27.5%)にとどまり、29名(72.5%)は期待していたものとは異なる領域の変化を挙げていました(n=40)。

※両設問では選択肢の表現が異なるため、「コーチング技術・スキルの取得」と「コーチング技術・スキル」、「自己理解・自己成長」と「自分自身の在り方・自己理解」をそれぞれ対応する領域として集計しました。
■期待の1位は「技術の習得」65.0%、しかし最も変わったのは「他者への関わり方」35.0%
受講申込時に最も期待していたことは、「コーチング技術・スキルの取得」が26名(65.0%)で最多でした。次いで「自己理解・自己成長」8名(20.0%)、「国際コーチング連盟(ICF)資格の取得」2名(5.0%)と続き、学習の入口では習得できるスキルや資格への期待が大半を占めていました。
一方、受講後に「最も大きく変わった」と感じる領域では順位が入れ替わります。最多は「他者への関わり方(傾聴・対話)」14名(35.0%)、次いで「自分自身の在り方・自己理解」9名(22.5%)、「コーチング技術・スキル」8名(20.0%)、「人生の捉え方・価値観」7名(17.5%)でした。
受講前に「コーチング技術・スキルの取得」を期待していた26名に限ると、実際に最も変わった領域でも技術・スキルを挙げたのは7名にとどまり、19名(73.1%)が技術以外の領域を挙げています。

■「相手の話を聞いたらすぐリアクションしなければと焦っていた」変化の中身とは
スキルの外側で何が起きていたのか。自由記述には、日常の行動レベルでの変化が具体的に寄せられました。
《受講による変化/一部抜粋》
受講前は、相手の話を聞いたらすぐにリアクションをしなければと焦っていました。受講後は、相手が話しやすいように聞くことを心がけられるようになりました。
自分の考え方やOSを把握でき、無自覚に縛られてしまわなくなりました。
自分の見ている世界と他の人の見ている世界が全く別のものだと明確に認識できるようになり、相談を受けた際に、自分の視点を押し付けることがなくなったと感じている。
メタ認知が高まった。自分がバイアスにかかっている、強いこだわりがあるなどの点について客観的に気付くことができ、その上でチーム内でコミュニケーションをするかどうか考えられるようになった。
後輩から相談される機会が増えた。よく見てるなどと言われる。核心をつく場面が増えた。
傾聴というスキルが人格に大きく影響を及ぼしたこと。
技術の習得としてではなく、判断や反応の癖そのものが変わったという記述が多く見られました。
■組織で働く24名では83.3%が「技術以外」。最多は「自分自身の在り方・自己理解」
企業・組織に所属して働く層(一般会社員15名、管理職6名、経営者・役員3名)24名に絞ると、「最も変わった領域」に技術・スキル以外を挙げた人は20名(83.3%)となり、全体(75.0%)より高い割合を示しました。最多は「自分自身の在り方・自己理解」9名で、全体傾向(1位は他者への関わり方)とは異なります。
また、学びが「ビジネスパーソンとしての市場価値やキャリアにプラスの影響を与えているか」という設問では、全体で「とても感じる」15名・「感じる」21名の計36名(90.0%)が肯定的に回答しました。
■申込時にAIが影響したのは7.5%。だが修了後は82.5%が「AIに代替できない力」を実感
受講申込を検討する際に生成AI(ChatGPT等)の普及が影響したかを尋ねたところ、「まったく影響しなかった」26名(65.0%)、「あまり影響しなかった」9名(22.5%)で、合計35名(87.5%)がAIの影響を受けずに学習を始めていました。「影響した」は3名(7.5%)のみです。
しかし修了後、コーチング学習で身についた「AIには代替できない、人間にしかできない価値」だと強く感じる力を尋ねると、「言葉の奥にある“その人らしさ(在り方)”を信じ抜く力」27名(67.5%)、「相手の沈黙や、言葉にならない感情に寄り添う力」26名(65.0%)、「場の熱量や安心安全な信頼関係を生み出す力」19名(47.5%)が上位に挙がりました。上位2項目のいずれかを選んだ人は33名(82.5%)にのぼります(n=40/最大3つまで選択回答可)。

《AIへの不安が軽減された理由/一部抜粋》
情報の量=賢さ・強さという認識がなくなり、重視すべきは、情報をどう認識し、自分なりに処理するかであると確信できるようになったから。
傾聴ができている時に感じる、話し手の安らかな心や、聞き手の自己効力感のような感覚は、生成AIとの壁打ちでは生まれないと思います。
AIは答えや選択肢はくれても、AI相手にコミットできないと思うから。
一方で、修了生たちはAIを排除しているわけではなく、日常業務において人間とAIの役割を適切に使い分けています。
業務での使い分けでは「選択肢の生成・たたき台作成はAI/最終的な意思決定は人間」が30名(75.0%)、「論理整理・情報収集はAI/感情の解きほぐし・対話は人間」が25名(62.5%)と上位を占め、「AIをコーチング相手(壁打ち相手)としても活用している」人も18名(45.0%)にのぼりました(n=40)。つまり修了生は、AIを敵対視するのではなく「思考のパートナー」として活用した上で、人間にしか生み出せない対話や意思決定の価値を再認識していると言えます。
<補足>同じ講座でも、学んだ時期によっての違いも
生成AI普及への「不安や焦り」の変化は、全体では「変わらない」25名(62.5%)が最多でした。ただし修了時期別では傾向が分かれ、修了1年未満の18名では「和らいだ」が8名(44.4%)だったのに対し、修了2年以上の13名では1名(7.7%)にとどまりました。生成AIが本格的に普及する以前に学習した層では、そもそもAIへの不安を前提としていなかった可能性があります。
■85.0%が「修了後も変化はさらに深まっている」。2年以上経過した層でも
修了後、変化が日常のなかでさらに深まっていると感じるかを尋ねたところ、「とても感じる」17名(42.5%)、「感じる」17名(42.5%)の計34名(85.0%)が肯定的に回答しました。修了から2年以上経過した13名でも11名が深まっている側を選んでおり、時間の経過による減衰はほぼ見られませんでした(n=40)。

【総括】
本調査からは、受講前後の比較により、学びの入口と出口が一致しないという構造が確認されました。受講前の期待は「コーチング技術の習得」に集中していた一方、受講後に最も変化した領域として挙げられたのは「他者への関わり方」や「自分自身の在り方」といった、受講時には予期していなかった内面・対人関係の変化でした。期待と実感が一致した回答者は27.5%にとどまっています。このギャップは、企業の人材育成やリスキリング投資の効果測定に重要な示唆を与えています。受講時間、資格取得数、獲得スキル数といった従来型の測定しやすい定量指標だけでは、受講者に生じた行動や対人関係の本質的な変容を捉えきれない可能性があるためです。特に本調査では、企業・組織に所属する層ほど技術よりも内面の変化を挙げる割合が高く、現場のマネジメントで機能しているのはスキルの型ではなく自己理解を経由した関わり方の変化であることが示唆されます。
さらに、A修了後に「AIには代替できない、人間にしかできない価値」として最も多く挙がったのは「言葉の奥にある“その人らしさ(在り方)”を信じ抜く力」27名(67.5%)、次いで「相手の沈黙や、言葉にならない感情に寄り添う力」26名(65.0%)でした。AIが情報処理や最適化を担う時代だからこそ、感情に寄り添う対話や信頼関係の構築といった、人間にしか担えない領域の価値がより一層高まっていると考えられます。こうした変化は組織のマネジメントや1on1の質に直結する力でありながら、現状は受講者の多くが個人負担で学んでいる実状もあります。AI時代における人材育成として、測定しやすいスキル教育だけでなく、こうした「人間的価値を高める学び」に組織がどう投資していくべきかが問われています。
【アカデミー事業部 事業責任者 飯田真由のコメント】
ZaPASSコーチングアカデミーでは開講以来、AIをはじめとする技術が急速に進化する時代だからこそ、人間にしか生み出せない価値や対話を育む「人間中心の学び」の場づくりにこだわり続けてきました。今回の調査では、受講申込時の期待は「コーチング技術の習得」が26名(65.0%)と最も多かった一方、修了後に最も大きく変わった領域として挙がったのは「他者への関わり方」や「自分自身の在り方」でした。またAIに代替できない力としては、「言葉の奥にある“その人らしさ”を信じ抜く力」が27名(67.5%)で最多となっています。私たちが愚直に届けてきた「人間ならではの対話の価値」が、受講生の皆様の日常やビジネスの現場でたしかに芽吹き、大きな変化として実感していただけていることを、心から嬉しく誇りに思っています。
AIがどれだけ発達しても、言葉の奥にある想いに寄り添い、人と人が信じ合える関係を築いていく対話の価値は、これからも変わらず重要であり続けると感じています。この「人にしかできない価値」を実感できる人を増やしていけるよう、これからもプログラムを磨き続け、もっとたくさんの人にこの学びを届けていきたいと考えています。
【ZaPASSコーチングアカデミーについて】
- 「これまでのやり方が部下に届かなくなってきた」
- 「走り続けてきて、頑張り方を選び直したい」
- 「今度は聴く側になってみたい」
ZaPASSコーチングアカデミーは、そんなビジネスパーソンのための“人との関わり方が変わる”実践型オンラインコーチングスクールです。“学習・定着・活用”までを一貫して支援します。 現在、コーチング解説資料と1.5時間分の特別セミナー動画を無料でプレゼントしています。ぜひご活用ください。
ウェブサイトはこちら:https://zapass.co/academy/
講師出演の関連動画はこちら「【AI時代】“正解を出す人”より“問いを立てる人”が生き残る」
【調査概要】
調査名:ZaPASSコーチングアカデミー 受講者実態調査
調査対象:ZaPASSコーチングアカデミー修了生
調査機関:ZaPASS
調査方法:Webアンケート
実施時期:2026年6月25日~2026年8月6日
有効回答数:40件
※各回答項目の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります
■調査結果の引用時のお願い
※本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、出典元の表記をお願いします。 例:「『ZaPASS JAPAN』の調査によると」「『ZaPASS JAPAN』調べ」など
【ZaPASS JAPANについて】
ZaPASS JAPAN 株式会社は、「自分らしく笑える大人と、未来が楽しみな子どものために。」というビジョンを掲げ、国内最大級のコーチングプラットフォームとAIソリューションを提供しています。個人向けのコーチングサービス、国際機関からも認定を受けたプロコーチを養成するスクール、組織風土改善やエンゲージメント・生産性向上に寄与する管理職の内省・意思決定・行動を促進する法人向けプロフェッショナルコーチングサービスを展開するほか、AIを活用したコーチングプロダクトの開発・提供も行っています。
【会社概要】
会社名 :ZaPASS JAPAN 株式会社
代表取締役:足立 愛樹
設立 :2019年2月
事業内容 :コーチングプラットフォーム事業、コーチングアカデミー事業、法人向けコーチング事業・AIソリューション事業
本店 :東京都千代田区平河町2-5-3 MIDORI.so Nagatacho
URL :https://zapass.co/
【本件に関する問い合わせ先】
ZaPASS JAPAN 株式会社 広報担当
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