
「2026年9月1日付け日刊工業新聞に掲載」
今回の広告のテーマは、災害時における太陽光発電の仕組みと「自立運転」。
「停電したら、太陽光発電も止まるの?」
「太陽光発電があるのに、なぜ電気が使えないの?」
そんな疑問に対して、アメコミ風のストーリーを通じて、停電時に太陽光発電が自動停止する理由と、非常時に電気を使うための「自立運転」について分かりやすく伝えています。
さらに紙面には、停電時に慌てることがないよう、自宅や会社の設備について事前に確認・記入できる「太陽光発電『自立運転』切替メモ」も掲載。
広告を「見て終わるもの」ではなく、保管して、貼って、いざという時に確認できる“防災ツール”として活用していただくことを目指しました。
■「停電したら、太陽光発電も止まるの?」
太陽光発電を設置しているご家庭では、「停電しても太陽が出ていれば電気が使える」と思われる方もいるかもしれません。しかし、住宅用太陽光発電は通常、電力会社の電線とつながった「連系運転」という状態で稼働しています。
そのため停電が発生すると、パワーコンディショナーが停電を検知し、通常の運転を自動的に停止します。これは、太陽光発電設備の故障ではありません。
安全装置が正しく働いている状態です。
停電時に太陽光発電が止まるのには、重要な理由があります。
■なぜ、太陽光発電は停電すると止まるのか?
停電が発生すると、電力会社や工事会社の作業員が、電柱や電線、変圧器などの復旧作業を行います。もし、停電しているはずの電線に、住宅や施設の太陽光発電から電気が流れ続けてしまったら――。
復旧作業にあたる作業員が感電する危険があります。
そのため太陽光発電システムは、停電を検知すると電力会社の電線との接続を切り離し、外部へ電気を送らないように設計されています。
つまり、停電時に太陽光発電が止まることは、地域の電力インフラを復旧する人たちの安全を守るために必要な機能なのです。
■それでも、太陽光の電気を使える「自立運転」
では、停電したら太陽光発電の電気はまったく使えないのでしょうか。そこで知っておきたいのが、「自立運転」です。
自立運転とは、電力会社の電線から安全に切り離したうえで、太陽光発電の電気を家庭内で使用する仕組みです。
自立運転機能が付いている太陽光発電システムでは、取扱説明書に従って運転モードを切り替えることで、「自立運転用コンセント」などから電気を使用できます。
一般的な住宅用システムでは、専用コンセントからAC100V、最大1,500W程度の電力を使用できる場合があります。
例えば、スマートフォンの充電照明ラジオテレビなど、災害時に必要となる機器の電源として活用することができます。
今回の広告でも、照明10W、スマートフォン15W、扇風機40W、テレビ210Wを例に、最大1,500Wまで使用できることを紹介しています。
※使用できる容量やコンセントの位置、切り替え方法はメーカー・機種によって異なります。実際の設備については、必ず取扱説明書をご確認ください。
■蓄電池があれば、夜間の電力も支えられる
太陽光発電と蓄電池を組み合わせている場合は、停電時にも電力会社の電線から切り離された状態で、家庭内へ電気を供給します。システムによっては、停電を検知すると蓄電池からの電力供給へ自動的に切り替わるものもあります。
また、蓄電池には、あらかじめ決められた照明や冷蔵庫などに電気を送る「特定負荷型」と、家全体へ電気を送る「全負荷型」があります。
昼間は太陽光発電の電気を使いながら余った電気を蓄電池へ充電し、夜間や日射の少ない時間帯には蓄電池に蓄えた電気を使うことで、停電時の電力確保をより安定させることができます。
■今回の広告で伝えたかったこと
今回、私たちが「SOLAR MAN」というヒーローを生み出したのには理由があります。防災や設備に関する情報は、重要であっても、普段から積極的に読む人ばかりではありません。
特に「自立運転」という言葉を知っていても、
「実際にどこを操作するの?」
「パワーコンディショナーってどこにある?」
「自立運転用コンセントはどこ?」
というところまで把握している人は、決して多くありません。
そこで私たちは、説明書のように「読んでください」と伝えるのではなく、思わず目を向けてしまうアメコミ風という表現を選びました。
広告の中では、街の明かりが次々と消えていく「BLACKOUT」が発生。
パワーコンディショナーという箱に閉じ込められ、力を失ったSOLAR MANを、ひとりの子どもが救います。
必要なのは、「連系運転」から「自立運転」への切り替え。
そして専用コンセントへ延長コードをつなぐことで、SOLAR MANが再び力を取り戻し、街に明かりが戻っていきます。
「屋根の上のヒーローを救えるのは、君しかいない!?」
そんなストーリーを通じて、停電時における太陽光発電の仕組みを伝えています。
■広告の中に「切替メモ」を設置
今回の広告で、もう一つこだわったのが紙面下部の「太陽光発電『自立運転』切替メモ」です。自立運転への切り替え方法は、メーカーや機種によって異なります。
だからこそ、停電してから調べるのではなく、電気が使える平常時に確認しておくことが重要です。
そこで広告紙面には、
1. パワーコンディショナーのメーカー
2. 蓄電池の有無
3. パワコンの場所
4. 自立運転への切り替え方
5. 自立運転用コンセントの場所
6. 使える上限W数
7. 延長コードの置き場所
8. 連系運転への戻し方
9. 販売店・工事店の連絡先
を書き込めるスペースを用意しました。広告を読み終えた後も、捨てずに保管する。そして、必要事項を書き込んで、目立つ場所に貼っておく。
広告そのものを、もしもの時の“説明書”として使ってもらう。それが今回の広告に込めたもう一つの目的です。
■防災の日に、確認してほしい3つのこと
太陽光発電を設置しているご家庭では、災害が起きる前に、まず次の3つを確認してみてください。- 自宅の太陽光発電に「自立運転機能」があるか
太陽光発電システムならすべて同じ操作で使えるわけではありません。まずは自宅の設備が自立運転に対応しているかを確認しましょう。
- 自立運転用コンセントと切り替えスイッチがどこにあるか
停電してから探すのではなく、平常時に実際の場所を確認しておきましょう。
- 停電時に優先して使う家電と、その消費電力
限られた電力を有効に使うためにも、どの家電を優先するのかをあらかじめ考えておくことが大切です。
また、電気が復旧した際には、連系運転へ戻す操作が必要となる場合があります。
「停電したらどうするか」だけでなく、「電気が戻ったらどうするか」まで確認しておく。
それが、非常時に慌てないための備えになります。
※自立運転への切り替え方法はメーカー・機種によって異なります。必ず各製品の取扱説明書をご確認ください。
※医療機器や、電源が突然切れることで生命・財産・データに重大な影響を与える機器には、自立運転用コンセントを使用しないでください。
■電気を「つくる」だけでなく、「安全に止める」ことも
太陽光発電は、電気をつくる設備です。しかし災害時には、
電気をつくること。
安全に止めること。
必要な場所で正しく使うこと。
そのすべてが重要になります。停電時に太陽光発電が止まるのは、故障ではありません。
それは、電力会社や工事会社の作業員、そして地域の安全を守るための仕組みです。
そして、正しく自立運転へ切り替えることで、太陽光発電は災害時の暮らしを支える大切な電源になります。
今回の広告が、ご家庭や企業の太陽光発電設備について「いざという時、自分たちはどうするのか」を考えるきっかけになればと考えています。
協和ホールディングス株式会社について
協和ホールディングスは、再生可能エネルギーを単なる「発電設備」としてではなく、平時の省エネルギーと、非常時の安心を支える社会インフラとして届けていきたいと考えています。電気をつくること。安全に止めること。そして、必要な場所で正しく使うこと。
私たちはこれからも、再生可能エネルギーを通じて、災害に強く、安心して暮らせる社会づくりに貢献してまいります。
会社概要
会社名:協和ホールディングス株式会社
所在地:東京都渋谷区渋谷1丁目19番5号 渋谷董友ビルV3階
創業:2017年3月
代表者:代表取締役社長 立松 和也
資本金:2,000万円
従業員数:21名(2026年3月現在)
電話番号:03-6908-9950(代表)
会社HP:https://www.kyowaholdings.jp/
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