【品川区若者支援コーディネーター事業】カタリバ、品川区と11月から悩みを抱える若者へのオンライン・対面の相談窓口を開始。開設に向けて、一緒につくるメンバーを募集 - PR TIMES|RBB TODAY
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【品川区若者支援コーディネーター事業】カタリバ、品川区と11月から悩みを抱える若者へのオンライン・対面の相談窓口を開始。開設に向けて、一緒につくるメンバーを募集

-チャットから月1回の対面相談会、支援機関への同行まで実施。相談のしくみやデザインを当事者目線で考える「ユース開発メンバー」を9月24日まで募集-

認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都中野区、代表理事:今村久美、以下カタリバ)は、2026年11月より品川区の若者に向けたオンライン相談と対面での支援を開始します。
開設に先立ち、この取り組みの企画や運営に加わる運営委員会の「ユース開発メンバー」を9月24日まで募集します。
この取り組みは品川区の「若者支援コーディネーター事業」として実施します。



■心の健康から、生活の基盤まで―「誰にも言えない」深刻化する若者の困難

いじめや自殺、薬物依存といった心の健康の問題から、借金や生活保護受給などの経済的な困難まで、若者が抱える悩みは複合的に絡み合い、深刻さを増しています。

全国の精神科医療施設を対象とした2024年の調査では、10代の薬物依存症患者のうち、主に使っていた薬物が市販薬だった人の割合は71.5%に達しました(*1)。2014年の調査では10代で市販薬の症例は確認されておらず、この10年で状況が大きく変わったことがわかります。自分を傷つける行為から市販薬の過剰摂取へと進んでいくケースや、10代を中心とした自殺者の増加も指摘されています。

また、20代の単身世帯で生活保護を受給する人は、25年前と比べて約7倍にのぼります(*2)。18歳で成人となったことをきっかけに借金を背負う人、家賃を払えずスポットワークで日銭を得ながら、友人宅やネットカフェで夜を過ごす人も増えているといわれています。

学校や行政による支援の選択肢は、以前よりも広がっていますが、若者が抱える困難のすべてを受け止めることは難しく、加えて、悩みを誰にも打ち明けられないまま、一人で抱え込んでしまう若者もいます。「周りに迷惑をかけたくない」「自分の状況を説明する言葉が見つからない」「そもそも相談してよいことなのか判断がつかない」など、理由はさまざまです。

だからこそ、若者が安心して悩みを打ち明けられ、そこから次の一歩までを一緒に歩める環境を、社会全体で整えていく必要があります。

*1 国立精神・神経医療研究センター「全国の精神科医療施設における薬物関連精神疾患の実態調査」(2024年):https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/download_pdf/2024/202424027B.pdf
*2 厚生労働省「令和6年度 被保護者調査(年次調査)」:https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/74-16b.html

■カタリバ×品川区、相談から参画まで。若者を支える体制づくりへ

品川区は、こうした課題に早くから向き合ってきた自治体のひとつです。2016年から、不登校やひきこもりなど生きづらさを抱える子ども・若者とその家族が過ごせる居場所「子ども若者応援フリースペース」を運営しています。また、2025年4月に策定した「品川区こども計画」では、「こどもの意見表明・参画の促進」「主体的な社会参加機会の拡充」「若者の自立を地域全体で支える」を取り組みの方向性として掲げています(*3)。

カタリバは2021年、経済的な事情やひとり親など困難を抱える保護者に向けたLINE相談窓口「カタリバ相談チャット」を開始しました。2023年からは石川県加賀市と連携し、学校が配布するGIGA端末から子ども自身がアクセスできるチャット相談「ブリッジ」の運営を始め、その後、珠洲市へと連携が広がりました。これまで、子どもたちから≪3,208件≫の相談が寄せられ、学校が把握していなかった事案を教育委員会へ共有しながら、対応につなげることができた事例もあります。メッセージのやり取りから相手の状況を見立て、必要な支援へつないでいくため、自治体と連携しながら実践を積み重ねてきました。
さらにカタリバは、全国の学校で校則やルールの見直しを支援する「みんなのルールメイキング」や、中野区の「中野若者会議」で、子どもや若者が意見を交わし、主体的に社会へ参画していく場づくりにも携わってきました。

こうした背景から、若者の声を受け止め、区政に反映させていくことをめざす品川区と、これまでの実践を積み重ねてきたカタリバが連携し、「若者支援コーディネーター事業」を推進していくことになりました。

*3 品川区「品川区こども計画」(2025年4月策定)https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/20250408102519.html

【事業概要】
・事業名:品川区若者支援コーディネーター事業
・対象:原則として品川区に在住・在学・在勤の15歳~29歳までの若者
・実施内容:
 1.オンライン相談(チャット+電話やZoom)
 2.対面相談会と同行支援
 3.若者(当事者)による委員会活動と公開イベントの実施


■「若者支援コーディネーター事業」のポイント




≪STEP1≫ オンライン相談 ── 信頼関係の構築
■「ナナメの関係」による伴走
親や先生というタテの関係でも、同世代の友だちというヨコの関係でもない。少し年上の先輩として新しい視点をくれる「ナナメの関係」を大切に、年齢の近い伴走相談員と、精神保健福祉士・公認心理師などの専門相談員が二人一組で対応します。伴走相談員が本音で話せる関係をつくり、専門相談員が状況を見立てて支援の方針を立てます。

■公式LINEの活用
相談のハードルを下げるため、若者になじみのあるLINEでチャット相談を行います。必要に応じて電話やZoomでの個別面談も実施します。公式LINEには、相談員の人物紹介、面談の予約、時間外に急を要する場合の相談先、受けられる可能性のある公的支援を試算できるツールも用意しています。

≪STEP2≫ 対面相談会・同行支援 ── 社会へつながっていく助走期間を支える
■対面相談会
月1回、品川区内の施設で相談会を行います。個別相談のブースを設けるほか、気軽に見学や参加ができるよう、無職の期間を経て転職を重ねた人に話を聞く会、人付き合いのコツを技術として学ぶ講座などのワークショップも企画します。内容は、ユース開発メンバーを含む運営委員会での話し合いをもとに決めます。

■同行支援
支援機関や居場所へひとりで足を運ぶことにハードルを感じる若者には、相談員が直接付き添います。オンラインや対面での相談を経て、社会とのつながりまでを一緒に歩みます。

≪STEP3≫ 運営委員会・公開イベント ── 当事者の声を取り組みに反映する
■運営委員会の設置
相談を利用した若者を含むメンバーが、取り組みの設計やイベントの企画・運営に参画します。「何時なら連絡しやすいか」「どんなふうに声をかけたら相談してよいと思えるか」「どんな場なら足を運びたいと思うか」。若者の目線から、必要な支援とそのあり方を考えていきます。自分たちの意見が実際に反映される経験を通じて、「自分でもできる」「意見を言ってもいい」という実感を育みます。

■若者と共につくる取り組みへ。「ユース開発メンバー」を募集

若者の社会参画や意見表明の大切さが、あらためて語られるようになりましたが、一方で、そうした場で発言することが得意ではないという若者もいます。言葉にするまでに時間がかかる声も、同じように大切なものです。
匿名で送られた最初の一言も、受け止める人がいて、対面で顔を合わせる機会があり、事業のあり方を一緒に考える場があれば、少しずつ自分の言葉になっていきます。そうして語られた悩みは、同じ状況にいる誰かの課題としても見えてきます。悩みを打ち明けられる場所があり、その声に地域が応える。そんな循環を、品川区の若者と共につくっていきます。
そこで、相談の受け方から場の企画、事業の伝え方まで、一緒に考えてくれる若者を募集します。
【募集要項】

■【団体紹介】認定特定非営利活動法人カタリバ

どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。
設立 : 2001年11月1日
代表 : 代表理事 今村久美
本部所在地 : 東京都中野区中野5-15‐2 カタリバ中野事務所
事業内容 : 高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(岩手県大槌町・福島県広野町)/災害緊急支援(全国)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市)/家庭の事情で居場所を求めている子どもに対する支援(東京都足立区)/外国ルーツの高校生支援(東京都)/不登校児童・生徒に対する支援(島根県雲南市・全国)/子どもの居場所立ち上げ支援(全国)
URL: https://www.katariba.or.jp/

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