
2025年度CCBTアーティスト・フェロー上田麻希、岸裕真、土井樹、藤嶋咲子、山内祥太がCCBTと協働。活動テーマ「これからのコモンズ」を起点に東京都内各地で5つのプロジェクトを展開中。
藤嶋咲子、岸裕真、山内祥太による展覧会が3月以降順次開催!土井樹 展覧会「あたらしい天気」も引き続き開催中!(3/1まで)
大盛況のうちに幕を閉じた上田麻希 展覧会「Aerosculpture ver.2」開催レポートを公開。「嗅覚の力学 ~メディウムとしての空気~」は、CCBTにて絶賛開催中。(3/1まで)
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3月以降、藤嶋咲子・岸裕真・山内祥太による展覧会が順次スタート!
土井樹、上田麻希の展覧会も現在開催中
藤嶋咲子「コエノクエスト -都市に残されたセーブデータ」アート×ゲーム×社会問題を軸に制作を行う藤嶋が、 新作ゲームインスタレーション作品を発表。都市に埋もれた声を掬いあげ、来場者が多様な他者との対話を体感する展示を展開。
アート×ゲーム×社会問題を軸に、絵画やインタラクティブな手法を用いて、都市に埋もれた個人の声と現代社会との関係を探る藤嶋咲子は、プロジェクト「コエノクエスト -都市に残されたセーブデータ」に取り組んでいます。本プロジェクトでは、都市に埋もれた声を可視化し、これまで交わることのなかった他者との対話の場を生み出すゲーム作品を制作してきました。展覧会「Re: Play」では、その成果として、ゲームインスタレーション作品「Re:Play」を中心に、「SAVE 0:マインドクエスト」など複数の関連作品を展示・発表します。
展覧会「Re: Play」日時:2026年3月7日(土)~21日(土)13:00~19:00
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
観覧料:無料
※作品体験時間は約20-40分。
状況や曜日により、整理券制となる場合がございます。

関連トーク&ワークショップ:「小さなコエ」をプレイする ──効率化の都市を、あそびがハック
ゲーム/社会課題/アートの視点から語るトークとシリアスボードゲームをプレイするワークショップを開催!
日時:2026年3月7日(土)19:00‐21:30
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]3F
定員:トークへの参加:25名、トークおよびワークショップへの参加:12名
参加費:無料
事前申込:要申込※申込者多数の場合は抽選
申込受付期間:2026年2月20日(金)~3月1日(日)
トーク登壇者:藤嶋 咲子(アーティスト)、堀 潤(ジャーナリスト、キャスター)、吉田 寛(東京大学教授)ワークショップ講師:藤嶋 咲子(アーティスト)


「SAVE 0:マインドクエスト」の様子

藤嶋咲子(アーティスト)アート×ゲーム×社会問題を軸に、絵画やインタラクティブな手法を用いて、現代社会との関係性を探る多面的な表現を試みている。代表作「WRONG HERO」では、RPG的構造を通じてジェンダーや社会的役割に潜むステレオタイプを問い直し、鑑賞者を“プレイヤー”として巻き込む批評的体験を構築。仮想空間で声を集め、現実の「出来事」として立ち上げた「バーチャルデモ」では、鑑賞者の主体性とともに、現実と仮想の境界そのものを揺さぶっている。
岸裕真「平行植物園」
植物的視点から現代の人工知能(AI)を捉え直した「植物知性(BI・Botanical Intelligence)」による、音と光のインスタレーションを夜の海の森公園で開催。
岸裕真は、植物的な視点から現代の人工知能(AI)を捉え直す「植物知性(BI・Botanical Intelligence)」の開発に取り組んでいます。光・風・土壌などの多元的な環境情報を精緻にセンシングし、テキストや音声を生成する「生成BI」の実装を通して、人間と人間以外が共に繁栄するための新たな「コモンズ」の開拓を目指しています。研究開発の過程では専門家との協働や、シンポジウム、ポッドキャスト等も展開。
展覧会「平行森林 Parallel Forests」会期:2026年3月13日(金)~ 15日(日)
17:30~20:30 *最終入場 20:00
会場:海の森公園 *新木場駅より無料シャトルバスを運行予定
観覧料:無料(事前予約制・先着順、各日定員100名)

展覧会「平行森林 Parallel Forests」では、夜の森を舞台に、植物の微細な反応や周囲の環境変化をセンシングし、音と光のインスタレーションとして展開します。初公開となるプラットフォーム「BI(Botanical Intelligence)」は、植物から受け取ったデータに応じてアルゴリズムを変化させながら、人と植物の双方に向けた響きを生成します。会場となる海の森公園は、東京湾の埋立地に誕生した広大な公園で、都市にありながら空や風の流れ、植生の気配を身近に感じられる場所です。本展では、森の中を歩き耳を澄ませることで、環境の捉え方が少しずつ変わっていくような、新しい鑑賞体験を提供します。
CCBTアーティストフェローとして初の試み!ポッドキャスト 「Parallel Plants Prompts」
岸裕真が、リサーチの一環として東京中の「植物のプロフェッショナル」を訪ね歩くドキュメンタリー・ポッドキャスト。 お相手は、花屋、植物園の職員、そして植物を愛するすべての人たち。 リサーチの旅の案内と記録を、ナビゲーター・中山祐之介(Firstthing)が務めます。2026年1月より、毎月1回、Spotify・YouTubeにて公開中です。今後も、いとうせいこうさんをはじめ多様なゲストを迎え、「植物の知性」をめぐる対話を発信していきます。
https://linktr.ee/ParallelPlantsPrompts

いとうせいこうさんゲスト回近日公開!


撮影:手塚なつめ
岸裕真(アーティスト)AIを「Alien Intelligence(エイリアンの知性)」と捉え直し、人間とAIによる創発的な関係「エイリアン的主体」を掲げて、自ら開発したAIと協働して絵画、彫刻、インスタレーションの制作を行う。2023年よりほぼすべての制作において、AIモデル「MaryGPT」がキュレーションを担当。主な活動として、個展「Oracle Womb」(2025年、 √K Contemporary)、参加展覧会「DXP2」(2024年、 金沢21世紀美術館)など。受賞歴に「CAF賞2023」入選など。主な著書に『未知との創造:人類とAIのエイリアン的出会いについて』(誠文堂新光社)がある。
山内祥太「未知との遭遇」
中目黒公園を舞台に、光と音と身体が重なり合うインスタレーション&パフォーマンスを発表。サテライト会場ではプロジェクトのプロセスの公開も。
展覧会「In Between...Us?」会期:2026年3月13日(金)~15日(日)15:00-20:00 ※両会場同時刻開催
メイン会場:中目黒公園(東京都目黒区中目黒2丁目3−14)
サテライト会場:青山目黒(東京都目黒区上目黒2-30-6 保井ビル1階)
観覧料:無料
パフォーマー:イシヅカユウ(俳優・モデル)、小倉笑(パフォーマー、振付家、演出家)、キヨスヨネスク(俳優)、ソー・ソーエン(美術家)、田上碧(ヴォーカリスト)、三好彼流(アーティスト)

アーティスト・山内祥太によるプロジェクト「未知との遭遇」の核となる展覧会「In Between…Us?」を中目黒公園、ギャラリー・青山目黒の二会場にて開催します。
本展のメイン会場である中目黒公園では、中心や階層をもたず多方向に広がるリゾーム構造を想起させるインスタレーションを軸に、複数名のパフォーマーがその構造に絡み合いながら、発する声によって関係を立ち上げていきます。言語による対話を超えて立ち現れる関係性を探ることで、新たなコミュニケーションの形を構想します。
ギャラリー・青山目黒では、「未知との遭遇」プロジェクトの背景やコンセプトメイキングに焦点を当て、思考の展開を辿ります。
山内祥太×小崎哲哉 クロストーク「In Between…Us?とは何か」
開催日時:2026年3月14日(土)17:00~19:00
会場:青山目黒(東京都目黒区上目黒2丁目30−6)
観覧料:無料
定員:30名(事前予約制。上限に達し次第受付終了)
登壇者:小崎哲哉(著述家、アーツプロデューサー)、山内祥太(アーティスト)


撮影:Saito Seichi
山内祥太(アーティスト)1992年生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。自己と世界との関係性や、現実と空想の裂け目を探る表現を試みている。
映像、彫刻、パフォーマンスに加え、近年では「匂い」を用いたインスタレーションなど、多様なメディアを横断しながら制作を行う。
土井樹「Weather」
個人に引き寄せられた「天気」から「ありえたかもしれない天気」を考える展覧会を開催中。
音楽家であり科学者でもある土井樹が、従来の気象庁などによる広域データでは捉えられない、風の流れ、気温、照度といった微細な環境変化──「微気象(micro climate)」を、市民自らが観測し、データと観測行為そのものをコモンズとして共有するプロジェクトを進行中。2025年12月には、プロジェクトへの参加者を募るワークショップを開催しました。
3月1日まで開催中の展覧会では、プロジェクトを通じて収集されるリアルタイムの微気象データを出発点に、通常とは別の方法で呼ばれ、測られていたかもしれない天気を思考する場を生み出します。数値でも言葉でもないかたちで立ち現れる天気と、その計測や想像の痕跡に触れ、わたしたちの知覚や認知に根ざした、より自由で豊かな「あたらしい天気」を体感してください。会場では関連トークも開催します。
展覧会「あたらしい天気」会期:2026年2月20日(金)~3月1日(日)
13:00-19:00 *最終入館18:30
会場:東京都文京区千駄木3-35-12
観覧料:無料
協力:株式会社ルミネ



関連トーク:「屋上から」
出演者が会場の屋上で行う対話を、無線で館内のスピーカーから放送するラジオ形式で実施します。
日時:2026年3月1日(日)14:00~
観覧料:無料 ※事前申込不要
会場:東京都文京区千駄木3-35-12
出演者:村井琴音(リサーチャー)、evala(音楽家、サウンドアーティスト、「See by Your Ears」主宰)、池上高志(理学博士(物理学)、東京大学広域システム科学系 教授)*事前収録、土井樹
Weather SNS「Refuge」
本プロジェクトの一環として、 Weather SNS「Refuge」を公開しました。ワークショップを通じて集まったプロジェクトメンバーが、自宅のベランダや職場の窓ぎわなどに設置したデバイスで観測した「それぞれの天気」が、リアルタイムで共有されています。
ぜひ、誰かの天気を覗いてみてください。
https://refuge.w-e-a-t-h-e-r.jp/

土井樹 (音楽家、複雑系研究者、Alternative Machine Inc. シニアリサーチャー)社会性生物の群れの同期現象などをテーマに研究を行うとともに、 人工システムを含む「他者」が持つ固有の経験や感じ方を、その存在自身の立場から理解するための手段をテーマとして作品制作を行っている。主な展覧会に「ALTERNATIVE MACHINE」(2021年、WHITEHOUSE) 、「海の見方を忘れた」(2022年、Jinnan House)、「MONAURALS」(2023年、WHITEHOUSE)、「Harsh Listening」(2025年、LEESAYA)。主な音楽作品に『Peeling Blue』(CD、2017年)。
上田麻希 展覧会「嗅覚の力学 ~メディウムとしての空気~」開催中
嗅覚アーティストである上田麻希が、2025年度を通じて継続的な活動を続けてきたプロジェクト「OlfactoPolitics: The Air as a Medium(嗅覚の力学 ~メディウムとしての空気~)」の全貌を一挙に公開。プロジェクトの軌跡を公開するとともに、リコー社が開発したデジタル嗅覚(FAIMS)を用いて渋谷を計測したデータから、嗅覚的なAR体験を展開します。匂いを情報として読み解く知性を育みながら、Olfacto-Politics(嗅覚の力学)を共に思索してください。
展覧会「嗅覚の力学 ~メディウムとしての空気~」会期:2026年2月13日(金)~2026年3月1日(日)13:00-19:00
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
観覧料:無料
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)




展覧会「Aerosculpture ver.2『匂う森』」開催レポート
夜の夢の島熱帯植物館を舞台に、3日間限定で体験型インスタレーション 「Aerosculpture ver.2『匂う森』」 が開催されました。本展覧会は、夜のバイオームを舞台に、「共生」をテーマとした体験型インスタレーション作品です。
ドーム内には、熱帯の代表的な夜の送粉者(ポリネーター)である蛾(ガ)やコウモリの嗅覚的な関係性に着想を得た仕掛けを各所に設置。匂い・風・音・光が重なり合う空間の中で、来場者は自然の営みと人工の仕掛けが重なる感覚を身体で体感し、嗅覚を頼りに森を歩く体験を楽しみました。また、関連ワークショップ 「メッセージとしての香り - 交信フレグランス」 では、参加者が展示空間の「空気」に関与できるツールとして香りを制作。この体験を通じて、参加者は感覚と空間が交差する新しい嗅覚体験を味わいました。




上田麻希(嗅覚アーティスト)2005年以来、嗅覚とアートの融合を試み、匂いをマテリアルとした作品を発表。欧米の嗅覚アート界の先駆者的アーティストのひとりとなる。2009年よりオランダ王立美術大学など世界各地にて教鞭を取り、多くの嗅覚アーティストを輩出。世界的な嗅覚アートの殿堂、アート・アンド・オルファクション・アワード・エキスペリメンタル・カテゴリーに5回連続ノミネート。2022年には最優秀賞を受賞。令和6年度文化庁長官表彰。現在は石垣島に嗅覚アート研究所を構え、嗅覚教育や嗅覚ツーリズムに取り組む傍ら、世界各地で展示やワークショップを展開する。
2025年度アーティスト・フェロー活動報告会「『これからのコモンズ』への応答」
2025年度アーティスト・フェロー5組と、企画の具体化に伴走してきたメンターが一堂に会する活動報告会を開催します。作品や企画の背景、制作過程で生まれた思考や試行錯誤、ワークショップやトークイベントを通じて得られた気づきなど、ここでしか語られないエピソードを共有します。
モデレーターには、2024年度CCBTアーティスト・フェローである布施琳太郎氏を迎え、フェローの活動を総覧するとともに、今年度の活動テーマに基づく取組を多角的に紹介します。
さらに、本報告会では、CCBTアーティスト・フェローの次期募集活動テーマについても発表する予定です。
日時:2026年3月22日(日) 15:00~17:00
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京 [CCBT] ※公開収録
観覧料:無料※事前申込不要
配信:https://www.youtube.com/live/ewDhZXaAJWU
*YouTubeのCCBTチャンネルより配信予定
登壇者:
【フェロー】
上田麻希(嗅覚アーティスト)、岸裕真(アーティスト)、土井樹(音楽家、複雑系研究者、Alternative Machine Inc. シニアリサーチャー)、藤嶋咲子(アーティスト)、山内祥太(アーティスト)
【メンター】
四方幸子(キュレーター、批評家)、清水知子(文化理論、東京藝術大学教授)、津川恵理(建築家、ALTEMY代表)、関治之(一般社団法人コード・フォー・ジャパン 代表理事)、水野祐(法律家/シティライツ法律事務所)
モデレーター:布施琳太郎(アーティスト)

布施琳太郎(アーティスト)スマートフォンの発売以降の都市における「孤独」や「二人であること」の回復に向けて、自ら手がけた詩やテクストを起点に、絵画や映像作品、ウェブサイトの制作、展覧会のキュレーション、出版などを行っている。 主な活動としてプロジェクト「パビリオン・ゼロ」(2025年、葛西臨海公園、コスモプラネタリウム渋谷など)、個展「新しい死体」(2022年、PARCO Museum Tokyo)、キュレーション展「惑星ザムザ」(2022年、小高製本工業跡地)、ひとりずつしかアクセスできないウェブページを会場とした展覧会「隔離式濃厚接触室」(2020年)など。著書として『ラブレターの書き方』(2023年、晶文社)、詩集『涙のカタログ』(2023年、パルコ出版)。
■シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
【住所】東京都渋谷区神宮前1-14-4 1/1(ONE) HARAJUKU “K” B1、3F
【開館時間】13:00~19:00
【休館日】月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
【電話】03-5458-2700
【主催】東京都、シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT](公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京)
【公式サイト】https://ccbt.rekibun.or.jp/
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